当時の姿を追う本丸跡地の歴史スポット5選
【富士見櫓】
品川の海や富士山まで見渡せたという櫓。
万治2年(1659)から現存する建造物で、普段は本丸庭園から櫓の裏側を鑑賞できる。
【百人番所】
江戸城の警備を行う与力や同心が常時100人以上詰めていた。
後ろには大手町の高層ビル群が見え、同じ空間に江戸と現代が混在する。
【天守台】
現在の天守閣跡には、寛永15年(1638)に建てた家光公の城を支えた天守台が残る。加賀前田藩が築いた大きな石垣が堂々とそびえ立つ。
【松の大廊下跡】
松の絵が描いてある襖が50メートルも続く大廊下があった場所。
『忠臣蔵』でおなじみの「松の大廊下事件」はここで発生した。
【中雀門跡】
大手門から本丸へ続く最後の門が中雀門だ。ここでは石垣にぜひ注目を。文久3年(1863)に発生した大火の焼け跡が見られる。