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受け継いだ伝統技術を美しき握りに込める!『寿し屋のなか村』@池尻大橋

店主の中村さんは15歳の頃からこの道ひと筋。現在の握り寿司を形作ったと言われる華屋与兵衛の系統に当たるという。

にぎり 1000円(昼)

『寿し屋のなか村』にぎり 1000円(昼) 北海道から取り寄せたアスパラを巻物に。味噌汁やお新香付き。内容は日替わり

中村さんの寿司はそんな先人達への敬意にあふれていた。一般的な締める、漬けるといった仕事以外にも一見、生に思えるネタにも、それと分からぬひと手間を忍ばせていたりする。

イナセな姿の握りに半世紀かけて磨いた技を詰め込んで、さらに懐にやさしき良心価格。心を掴まれないハズがない。

[住所]東京都目黒区青葉台3-13-9
[電話番号]03-3463-4556
[営業時間]11時45分~13時半LO(月~金)、18時~23時
[休日]不定休
[交通]東急田園都市線池尻大橋駅東口から徒歩9分

粋な昭和の蕎麦屋スタイルでつまみも蕎麦もうどんも全てに唸る!『驀仙坊(ばくざんぼう)』@中目黒

うどんや丼物もあって、昼から夜まで通し営業、天ぷらや気の利いたつまみも揃っている。酒場でもあり社交場でもあった、昭和の蕎麦屋そのままの粋な光景が広がっていた。

やや平打ちの色の濃い蕎麦は、青森の在来種を殻ごと使った挽きぐるみで、頼もしき香りと甘みに満ちている。

驀仙坊 1380円

『驀仙坊(ばくざんぼう)』驀仙坊 1380円 山葵の茎のおひたし、親田辛味大根、カイワレなどを盛り込んだぶっかけ。爽快な旨さ

一方のうどんは少し太めの讃岐式。表面のまるで絹のような滑らかさは舌とのどに快感を呼ぶ。嗚呼、こんな店で昼から飲みたい!

[住所]東京都目黒区青葉台1-22-5
[電話番号]03-3792-8823
[営業時間]12時~20時
[休日]火・水
[交通]地下鉄日比谷線ほか中目黒駅正面改札から徒歩3分

川沿いに暖簾を出す庶民派の店そこに潜んだ百年以上の歴史とは?『めぐろ大黒屋』@目黒

町で愛される鰻屋さん、とはこういう店のことだろう。

大きめの蒲焼きがのったお重に、肝焼きだってひと串に8~ 10匹分と大盤振る舞い。気取らない雰囲気も実に居心地がいい。とはいえ、うな重を食べてハッとした。

うな重 3960円

『めぐろ大黒屋』うな重 3960円 焼き上がりを待つ間に供される数種類の小鉢も気が利いている。素材の味と風味をしっかり感じられるうな重だ

香ばしさの中に身の甘みや風味が立っていて、タレは淡いがコク深い。店主の実家は明治期創業の横須賀の老舗で、タレはそこから受け継いだ。百年越しのこのタレで炙った焼鳥も食べずには帰れない。

[住所]東京都目黒区目黒2-8-4
[電話番号]03-3493-5260
[営業時間]11時半~14時LO、17時半~20時半LO
[休日]日・祝
[交通]JR山手線ほか目黒駅西口から徒歩7分

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