豚肉と内臓への愛を叫ぶ黒板メニュー『ワイン食堂SAjiYA』@代々木公園
メニューはほぼ定番で、オープン当時から変えていないそう。その大半に豚肉や内臓が使われていて、そこに少し季節の料理を差し込んでいくのがこの店のスタンダード。
「内臓好きということもありますが、フレンチで内臓料理があったらうれしいかなと思うんです」と田中篤シェフ。
豚ヒレ肉のロティ2400円、ロゼワイン1300円

確かに。フランスの食文化に内臓や豚肉は欠かせないもの。かの地の文化を感じられるのもビストロの醍醐味だ。そこにとっつきやすい“親しみやすさ”を加えるのが田中篤シェフのスタイルでもある。
例えば「豚アバのポテトサラダ」は、豚の内臓を刻んで腸に詰めるアンドゥイエットからの発想で、じゃがいもと合わせて親しみやすく。“贅沢春巻き”と田中篤シェフがいうのはパータブリック包み。豚足のとろんとしたゼラチンが春巻きの具のとろみを思わせる。
そう聞くとなんだかフレンチが身近に感じられてくる。どの料理もクセがなくて食べやすく、やさしいナチュラルワインともぴったり合う。
シェフ:田中篤さん、マダム:池上ひさかさん「料理に合うワインもおまかせください」
[住所]東京都渋谷区神山町9-17神山ビル101
[電話]03-3481-9560
[営業時間]18時~23時(レストランメニュー21時LO)
[休日]月、第3火
[交通]地下鉄千代田線代々木公園駅2番出口から徒歩9分、小田急線代々木八幡駅から徒歩12分