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ライバルヤリスクロスより優れたコスパ

ヤリスクロス

2WDの価格は254万1000円だが、ほかの車種が19万円前後でオプション設定する全方位モニター付きメモリーナビ&9インチディスプレイも標準装着する。この装備がオプションとすれば、実質235万円で、ブラインドスポットモニター、電動パーキングブレーキ、ヘッドアップディスプレイ、アルミホイールなどの装備を充実させてマイルドハイブリッドも搭載することになる。

この機能と価格のバランスは割安だ。例えばヤリスクロスに直列3気筒1.5Lノーマルガソリンエンジンを搭載するZ・2WDは、価格が251万3500円だ。フロンクスと同程度だが、マイルドハイブリッドは採用されず、ヘッドアップディスプレイはオプションになる。後席の足元空間は、前述の測り方で握りコブシ1つ少々だから、2つ分のフロンクスよりも狭い。

フロンクスのシート

以上のようにフロンクスは、ライバル車のコンパクトSUVと比べてもメリットが際立っている。販売店に出かけて、ライバルの試乗車と乗り比べて判断すると良い。

文/渡辺陽一郎(わたなべ よういちろう):自動車月刊誌の編集長を約10年間務めた後、フリーランスに転向した。「読者の皆様にケガをさせない、損をさせないこと」を重視して、ユーザーの立場から、問題提起のある執筆を心掛けている。執筆対象は自動車関連の多岐に渡る。
写真/スズキ、トヨタ

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渡辺陽一郎
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