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いちごとハーゲンダッツ アイスクリームを贅沢に楽しめる「ゆめいろ苺のアーリーサマーアフタヌーンティー with ハーゲンダッツ」が、通常は結婚式以外で入ることのできない披露宴会場を一般開放し、2025年4月~6月に開催される。場所は『ベストブライダル』が運営する全国6都市(仙台、大宮、新浦安、東京、名古屋、大阪)のゲストハウスウエディング会場だ。

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アフタヌーンティーの始まりは、貴婦人の空腹から!

ホテルやカフェでアフタヌーンティーを楽しむ活動を指す「ヌン活」という言葉が聞かれるようになって久しい。2022年には流行語大賞にノミネートされ、現在でも女性たちを中心に大人気。季節や行事に合わせて、様々な趣向を凝らしたアフタヌーンティーが提供されている。

アフタヌーンティーとはその名の通り、午後のひと時にお茶と一緒に軽食を楽しむ習慣のこと。もともと発祥は19世紀のイギリス。貴族階級の女性、第7代ベッドフォード公爵夫人アンナがきっかけと言われている。

当時の貴族の食生活は、朝食と、夜8時頃からはじまる夕食の2食。昼食は食べないか、少量だったため朝食と夕食の時間が大きく空いていて、アンナは午後の3時〜4時頃になると、お腹が空いてたまらなかったそう。そこで、彼女は友人たちを自宅に招いて、紅茶と一緒にパンやバター、ケーキなどを楽しむようになり、これが社交界で評判を呼んで、他の貴族の女性たちの間にも広まっていった。

当初は、自宅のサロンなどで行われていたものが、次第にホテルやティールームでも提供されるようになり、現在の3段重ねのティースタンドに様々なスイーツや軽食が並ぶスタイルへと発展。コンパクトに、そして美しく盛り付けることができるようになった。

ティースタンドはアフタヌーンティーの象徴的存在だが、盛り付ける順番も決められている。一番上の段は、甘いもの。ケーキや焼き菓子などの華やかなスイーツだ。中段は、スコーン。濃厚なクロテッドクリームや、数種類のジャムをつけて食べる。一番下はセイボリーと呼ばれるしょっぱいもの。一口サイズにカットされたフィンガーサンドイッチやキッシュなど。食べるのは下段・中段・上段の順だ。

ちなみに、アフタヌーンティーでキュウリのサンドイッチがよく登場するのには訳がある。イギリスの気候ではキュウリが育ちにくい。その中で新鮮なキュウリを使ったサンドイッチを提供できるということは、“温室を持ち、栽培できる使用人がいる”ということで、貴族の社交場で財力を誇示することができるメニューだったのだ。

一貴婦人の「お腹が空いた!」というささやかな願いから生まれたアフタヌーンティーはイギリスだけにとどまらず、令和の日本女性たちをも魅了する文化にまで歴史が紡がれていると言える。

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おとなの週末Web編集部
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