サーキットの近くにパワースポットあり!! モータースポーツ好きにはお馴染みだけどそれ以外にはあまり知られていない、伝統的なサーキット周辺の観光パワースポットを紹介する本企画。今回は九州随一の名門サーキット、大分の「オートポリス」と周辺パワースポットを紹介します!!
温泉街のはずれにある、最強と言われるパワースポット
阿蘇山のふもとにある有名な温泉街である菊池市。「化粧の湯」と称賛され、美肌に効果のある泉質の良さを誇ることで知られます。この菊池市にも強力なパワースポットがあります。
菊池市のはずれに竜門ダムという大きなダムがあり、その堤体のすぐ下に位置する「神龍八大龍王神社」がそれです。神社にある碑文によると宇宙最高の神と言われる八大龍王が、今から400年ほど前にこの地に降りて、この神社が創建したとされています。
八大龍王は、インド神話のナーガという蛇神が仏教の守護神にとして取り入れられたものといわれ、仏教伝来の際に中国の龍神信仰と結びつき、日本では仏教の神としてだけではなく出雲系神道の龍神信仰にも通じるものとされています。龍神は水を司ることから五穀豊穣、金運成就、商売繁盛のご利益があるとされ、神龍八大龍王神社でもネクタイを締めたビジネスマンや作業服にネクタイという工場経営の経営者の方々が、平日にもかかわらず参拝に訪れていました。
鳥居をくぐると竹林に囲まれた参道が現れ、社殿のある川のほとりまで坂を下っていきます。下りきったところにある楼門にあたる鳥居までの道中は、静寂が荘厳な雰囲気を醸し出しています。そして鳥居をくぐると、今度は川の急流の音が力強さを感じさせます。
川辺の谷あいに建つ社殿は、無人でありながらもきれいに整美されており、信仰の篤さを物語っているかのようです。またすぐ横には、縁結びの愛染明王と苦悩を断ち切り心願成就をご利益とする十一面観音も祀られ、神仏習合の様子も感じ取ることが出来ます。
この神龍八大龍王神社が、金運や商売繁盛などで強いご利益を持って篤い信仰を受けていることはわかりますが、この神社の秘めたるパワーのスゴさを物語るものが、神社の横を流れる川の上流にあります。
川の上流には周辺の治水や大牟田方面への取水等、多目的に建設された竜門ダムがあります。このダムは堤体の高さが90mを超える大型ダムですが、巨大なダムが建設されてもなお神龍八大龍王神社がこの地に残っていること自体が、秘めたるパワーの強さを物語っていると言えるのではないでしょうか。
神龍八大龍王神社の社殿前に立つと、そんな静かで力強いパワーを感じます。