昭和の横丁にファンが集う絶品イタリアン『nenecolo(ネネコロ)』@谷中
路地裏に名店ありとはよく言った。そう、路地も路地です、戦後から続く昭和のアーケード横丁「初音小路」。小さな飲み屋がぎゅっと詰まった一角に堂々とはためくイタリア国旗が目印だ。正直言って驚いたのは、初心者なら一瞬ひるむシブい横丁の、しかも激狭店で夜な夜な名店仕込みの腕が披露されていること。
例えばイカスミのパスタは煮込んだイカの旨みとフレッシュ感のあるトマトソースのバランスが絶妙。これ目当てに〆ラーメンならぬ〆パスタだけで駆け込む常連もいるとか。
「イタリア料理はその土地の食材や風土を生かした地方料理。それを日本でやるからには旬の力強い素材を使うこと」と考える店主の渡邉さん。自ら市場で選ぶ鮮魚をはじめ、福岡の実家で両親が作る野菜を使った料理はさりげないけど食材のパワーが宿る。今日の癒し、明日の活力となる味だ。
店主:渡邉良雄さん「感動と癒しが感じられる料理を作りたいと思っています」
[店名]『nenecolo(ネネコロ)』
[住所]東京都台東区谷中7-18-13
[電話]090-3410-6504
[営業時間]18時~24時、日15時~21時
[休日]月
[交通]JR山手線ほか日暮里駅西口から徒歩5分