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レトロな風景が残る川沿いの街歩きを満喫

伊勢河崎に訪れたら「お伊勢参り」はもちろん、街歩きを楽しむのもおすすめだ。2025年6月26日(木)からは、街づくりを担うキーパーソンと連係した「伊勢河崎のまちと建築 特別ツアー」(約40分1名5500円)がスタートしている。今回は、空き家活用事業を手がけるNPO法人「伊勢河崎まちづくり衆」理事長の高橋徹さんに付き添ってもらった。

趣のある河崎の景観

「勢田川は、江戸時代には伊勢神宮への参宮客へ物資を供給する、水運の要でした。河川改修工事で川沿いの景観が変貌していくなか、40年ほど前から水運で栄えた町の景観保全をスタートし、私も活動に関わってきました。歴史的な町家・土蔵は、貴重な地域資源であり、街づくりに生かしていくべきだと感じたんです」と、高橋さん。

商いの街の記憶を受け継ぐ『伊勢河崎商人館』へ

『伊勢河崎商人館』

そうしてこの地に生まれたのが、伊勢河崎の街づくりと伝統文化継承のための拠点施設『伊勢河崎商人館』(入場料大人350円/ホテルの特別ツアー料金に含まれる)だ。伊勢を訪れる人々の生活をまかなった問屋街の代表的な商家を改修した施設には、当時の伊勢商人の暮らしや商売を体感できる建物が集結している。

伊勢に息づく、商人文化の遺産を巡る

京都裏千家咄々斎の茶室の写しの建築

明治25(1892)年に作られた「母屋」では、河崎を代表する商家の和室や明治末期の京都裏千家の茶室である咄々斎 (とつとつさい)の写しの茶屋も鑑賞することができるので必見だ。

ノスタルジックな雰囲気漂う「母屋」の応接間は、フォトスポットとしても人気を集める
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タイムスリップ気分で日本最古の紙幣を鑑賞
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中村友美
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