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日常にはさまざまな漢字が溢れています。それは生活にうるおいや豊かさをもたらす「食」の分野でも顕著。食べ物にまつわる漢字を知れば、それはそのまま普段の生活がより彩り豊かで楽しいものになるはず。

本コーナーでは「あれ、これどう読むんだっけ?」と思ってしまうような、忘れがちな難読漢字をお届けします。漢字を覚えて食生活を豊かにしよう!!  正解がわかった方は、ぜひこの食べ物との思い出を一緒に呟いてください!!!!

文、画像/おと週Web編集部

【写真ギャラリーで読み方を当てよう】何問わかる? 過去に出題された難読漢字クイズに挑戦!!

難易度:★★★★☆

■難読漢字、食べ物編の正解はこちら

正解: ちしゃ

ちしゃとは、キク科アキノノゲシ属に属する一年草で、一般的には「レタス」の和名・伝統的な呼称として知られています。原産地は地中海沿岸や西アジアとされています。

奈良時代から平安時代にかけて、中国から薬草や食用として伝わりました。それ以来、日本各地で苦味のある葉菜の一種が「ちしゃ」と呼ばれ、古くから栽培・利用されてきました。

品種には、葉が巻かない「葉ちしゃ」、玉状に巻く「玉ちしゃ(レタス)」、茎を食べる「立ちちしゃ」などがあります。

古来の「ちしゃ」は苦味が強いため、生で食べるよりも茹でてアク抜きをし、おひたしや和え物、汁物、漬物などに用いられてきました。この苦味は、仏教において「煩悩を取り除く」象徴とされ、精進料理にも登場しています。

名前の由来は、「萵」が草かんむりに「禾(いね)」で、広葉の草本植物を意味し、「苣」は草かんむりに「巨」で、苦味のある葉野菜を指します。実際、萵苣にはレタスのようなほろ苦さがあります。

現代では、外来種のレタスにもこの漢字が用いられることがあります。

中国語では「ウォージュー」と発音されますが、日本に伝わる過程で音が変化し、やがて「ちしゃ」という和語として定着したと考えられています。

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おとなの週末Web編集部
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