全国のラーメンの名店が出店する「新横浜ラーメン博物館」(ラー博)は、年間80万人以上もの客が訪れる“ラーメンの聖地”です。横浜市の新横浜駅前にオープン後、2024年3月に30年の節目を迎えましたが、これまでに招致したラーメン店は50店以上、延べ入館者数は3000万人を超えます。岩岡洋志館長が、それら名店の「ラーメンと人が織りなす物語」を紡ぎました。それが、新刊『ラー博30年 新横浜ラーメン博物館 あの伝説のラーメン店53』(講談社ビーシー/講談社)です。収録の中から、札幌の五感に訴える味噌ラーメン「けやき」を紹介します。
味噌ラーメンの文化をつないでいく店として
札幌の「札幌味噌拉麺専門店 けやき」の創業者である似鳥栄喜さんと初めてお会いしたとき、私はラー博への出店のことは一切話しませんでした。ラー博をなぜ始めたのか、どのようなお店を選定しているのか、将来はこうしていきたい……という話をした記憶があります。2004年初めのことでした。
似鳥さんも味噌ラーメンの店を始めた経緯や、今後のビジョンについて語ってくれました。その後、何度かお会いするなかで、食事に行くことになりました。そして、お会計をしようとしたとき、似鳥さんから「ここは私が払います。横浜に行ったときに、ご馳走してください……」とおっしゃっていただき、正式に出店のオファーをいただきました。
「味噌ラーメン新時代。ラー博が出した答え」というコピーは、「けやき」がラー博に出店する際のキャッチコピーです。わずか18文字ではありますが、この言葉にはさまざまな思いや決意が込められていました。「けやき」がラー博に出店したのは、2004年12月。その年の10月末までは、札幌の「すみれ」が1994年の開業時から、味噌ラーメンの店として出店していました。
結論から申しますと「ラー博が出した答え」とは、「すみれ」卒業後は、札幌味噌ラーメンの文化をつないでいく店として、ラー博が「けやき」を選んだという意味が込められています。
【「けやき」過去のラー博出店期間】
・ラー博初出店:2004年12月11日~2009年3月31日
・「あの銘店をもう一度」出店:2023年11月21日~2023年12月11日
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¥4,380(税込)
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