道産つまみも風情も抜群の老舗酒場『北海道料理三平』@大塚
函館出身の翼弘さんと、網走出身の冨美子さんが東京で出会い、この店を開いたのはおよそ半世紀も前のこと。今では息子の晃一さんが跡を継ぎ、しかと暖簾を守っている。
自慢はもちろん北海道から届く海の幸だ。濃厚な甘みのウニに歯応えのいい貝類やタコ。清々しい磯の香りに雄大な海の風景が目に浮かぶ。
生ウニ刺3080円、水タコ刺825円
さらには手間を込めた一品料理も上々だ。晃一さんのアイディアから生まれた焼売は、生のホッケをすり身にしてから皮で包み、ふんわり優しい口当りと共に品のいい甘みが膨らんでくる。
他にも道産食材がびっしり並んだ手書きメニューもあって、かの地の旬を大塚に居ながらにして味わえるのだ。とはいえ気張ったところはひとつもない。一見にも常連にも分け隔てない、粋な酒場の風情が何ともいえず心地いい。
2代目:佐藤晃一さん「ザンギやイカ飯など気軽な郷土料理もあります」
[店名]『北海道料理三平』
[住所]東京都豊島区南大塚2-42-3サニーヒルズ南大塚1階
[電話]03-3946-6237
[営業時間]17時〜23時(22時LO)
[休日]日・祝
[交通]JR山手線大塚駅南口から徒歩2分