■難読漢字、食べ物編の正解はこちら
正解:メボウキ
目箒はシソ科の一年草で、一般的には「バジル」や「スイートバジル」として知られています。高さは約50~100cmほどになり、卵形の葉が対生し、夏から秋にかけて白い小さな唇形花を穂状に咲かせます。
原産地はインドからインドシナ半島とされ、欧米でも広く栽培されており、料理や香料、薬用など多岐にわたって利用されています。
日本には江戸時代に中国から渡来したとされており、和名の「目箒」という呼び名には、ちょっとした面白い由来があります。
じつはこの植物の種子を水に浸すと、表面にゼリー状の膜ができるのですが、昔の人々はこれを目に入ったゴミを取り除くために使っていたのです。その用途から「目のゴミを掃除する=目を箒で掃く」という発想で「目箒」と呼ばれるようになったのだとか。