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迷子になった目の前に赤提灯が

迷子になった。いや、ほんと五十路を超えて迷子。どうなんだ。新宿駅には数えきれないくらい来ているのに。こんなに奥が深い、というか迷路のように広がっていたとは!

新宿駅

足も痛い。泣きたくなった時、ふと目の前に現れた赤提灯。蜃気楼か。いやホンモノだった。

物価高めの新宿で、ハイボール180円とか鶏皮の唐揚げ串が99円とか、地下街のナイスな酒場でした。残念ながら取材はNGで、イニシャル『T』。探してみてね。

『天府火鍋』の激辛スープはほんと激しかったが、麻と辣が味わい深く、今、ちょっとまた食べたくなってる。

そして、突然出現した庶民派スーパー『三平ストア』にびっくり。野菜も肉も買って帰れます。

巨大なターミナル駅の地下街というと、客と店との関係が無機質かと思ってた。が、まったくそんなことはなかった。

『お酒の美術館』は、新宿駅と西武新宿駅を結ぶ地下街にあるので、仕事終わりに立ち寄る方や待ち合わせで利用する方が多いそう。

鈴木店長によれば「出張のたびに買ってくるレアな海外のお酒などを楽しみにしている常連さんもいらっしゃいますよ」。

そして35周年の『BERG』。ビールに日本酒、ワインもあって、たくさんのおいしいメニューも。なぜこんなに多いかを尋ねると……。

「新メニューが出たら、代わりにあまり出ないメニューはなくせばいいんですけど、どのメニューにもひとり、ふたりはファンがいるんですね。そのお顔を思い浮かべるとなくすわけにもいかず(笑)、どんどん増えて、今200はゆうに超えていると思います」と迫川さん。そのあったかさにジーンと来ました。

紹介したほとんどの店が、朝または昼から夜まで通し営業。なんなら朝鮨も朝ビールもあり。ひとりで入りやすい店が多いのもうれしい。駅ナカ、駅地下、かなりいいぞ。

新宿駅

撮影/小澤晶子、取材/本郷明美

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