■難読漢字、食べ物編の正解はこちら
正解:ヤマブシタケ
山伏茸は、サンゴハリタケ科に属する食用キノコの一種です。このキノコの最大の特徴は、椎茸やエノキのように「傘」と「柄」が分かれていない、ユニークな形状にあります。
全体が白または淡い黄色をした球状で、表面から長さ数センチの白くて柔らかい針状の突起が無数に垂れ下がっています。その姿は、白い綿毛のような玉のよう。
また、白いウサギがうずくまったような形ということで、「ウサギ茸」と呼ばれることもあります。
日本の修験道を行う行者である山伏(やまぶし)が、袈裟(けさ)の上に羽織る「篠懸(すずかけ)」という衣の胸元に飾る、白い房状の装飾品(梵天:ぼんてん)に形がよく似ていることから、植物学者の白井光太郎博士が命名したと伝えられています。
天然のものは発生量が少なく、希少であるため、現在流通しているもののほとんどは人工栽培によるものです。
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