世界最高峰のショコラの祭典で、日本の香りがまたひとつ輝きを放ちました。パティシエ・辻口博啓氏が率いる「LE CHOCOLAT DE H(ル ショコラ ドゥ アッシュ)」が、フランス・パリで開催された「サロン・デュ・ショコラ」内の国際品評会「C.C.C.」で、9年連続となる**ゴールドタブレット(金賞)**を受賞。受賞作「日本柑香(にほんかんか)」は、日本の柑橘文化をテーマにした4粒のボンボンショコラ。古来より伝わる香りと味わいが、世界の審査員をも魅了しました。
日本の柑橘を、ショコラで描く。辻口博啓が挑んだ“味覚の芸術”
洋菓子の世界大会で数々の優勝経験を持つ辻本博啓氏がオーナーショコラティエを務め、世界的ショコラトリーとしても知られる『LE CHOCOLAT DE H(ル ショコラ ドゥ アッシュ)』が、パリで開催された世界最大級のチョコレートの祭典「サロン・デュ・ショコラ」内の品評会「C.C.C.」にて、9年連続のゴールドタブレット(金賞)を受賞しました。
「C.C.C.」とは、「Club des Croqueurs de Chocolat(クラブ・デ・クロクール・ドゥ・ショコラ)」の略で、1981年設立の世界的に権威あるショコラ愛好家の会です。
審査員からは「まさに芸術作品とも言える、類まれな味わい」と高く評価され、その繊細な香りと味の構築力に「日本の植物園を旅しているかのよう」との声も。
今回のテーマは「日本の柑橘」。出品作『日本柑香(にほんかんか)』は、温州みかん、すだち、大和橘、柚子の4種の柑橘を用いた4粒のボンボンショコラです。
辻口氏はこう語ります。
「日本各地の柑橘を巡り、個性を最大限に生かした4粒を生み出しました。特に“大和橘”は絶滅危惧種として守られている希少な柑橘。その独特のえぐみや塩味を旨味へと昇華させることで、日本の風土を映す深い味わいを追求しました。」



