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【鶏】たおやかな蕎麦を上品なツユが優しく包み込む『手打蕎麦里り』@三軒茶屋

駅から少し離れた場所で暖簾を出して2年半。この店の存在が街の人々に馴染んできた頃合いだ。

『神田まつや』の門を叩いて修業した店主の野村享史さん。彼が打った蕎麦をもりやざるで味わってみれば、奥歯でコリッと音が鳴る凛々しい風情。それが温蕎麦になると打って変わって、たおやかな表情になる。これこそ粉の産地や品種ごとの特性を活かし数種類をブレンドした賜物だ。

かしわ南蛮1600円(昼のみ)

『手打蕎麦 里り』かしわ南蛮 1600円(昼のみ) 鶏肉は歯応えと旨みの強い阿波尾鶏を使用。ねぎは注文から焼き、鮮やかな食感を生んでいる。紅葉麩を浮かべた景色も秋らしい風情だ

「かしわ南蛮」は昼限定のメニュー。直火でしっかり炙った鶏の香ばしさが汁に溶け出し、本枯節やサバ節のダシの旨みを深くする。焼き目を付けたねぎのシャキッとした歯応えもいい合いの手だ。

とはいえ押しの強さは少しもない。気づけば飲み干している優しい味わいなのだ。

『手打蕎麦 里り』

[店名]『手打蕎麦里り』
[住所]東京都世田谷区若林1-1-2藤和シティコープ若林103
[電話]03-6805-3669
[営業時間]11時〜14時半(14時LO)※蕎麦がなくなり次第終了、17時〜22時(21時LO)※日は〜21時(20時LO)
[休日]月・木の昼
[交通]東急田園都市線三軒茶屋駅三茶パティオ口から徒歩6分

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【香草×豚】異国のハーブと蕎麦との絶妙な出合いが新しい!『sobasay(ソバセイ)』@小伝馬町
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