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【大正12(1923)年創業】ネタのよさが仕事で生きる艶のある味わい『喜寿司(きずし)』@人形町

※喜の字は本来、七が3つ

もとは置屋だったという風情ある日本家屋。暖簾をくぐって一歩入ると、昔ながらの設えと静かな佇まいに、少し時を遡ったような気もする。

油井一浩さんが4代目を預かる人形町の『喜寿司』だ。

「先代、先々代のときから基本的には変わってないですね」と、しっかり江戸前の仕事を継いでいる。一方で「今はネタがいいですから」と、素性のいいネタを生かすようにその仕事がされている。

結果、こちらの寿司にはどこかグッとくる艶がある。

にぎり8800円

『喜寿司(きずし)』にぎり 8800円 輪郭のしっかりした余韻の感じられる味わい

たとえば看板ともいえる穴子だ。塩で揉み、ぬめりを徹底的に洗って煮る。臭みは微塵もなく、穴子そのものの味や香りを感じさせ、口中で溶け、あとを引く。

秘伝の煮詰め、塩、煮切り醤油、どう食べても絶品。「唐子づけ」というハート型の仕立てにされた才巻エビもいい。色鮮やかなエビ、芝エビを使ったおぼろと、酢飯のコンビネーション。粒が立ち、角が立たずにネタが生きるバランスのいいシャリだ。

感性に訴えかけてくる旨さを味わいたい。

『喜寿司(きずし)』時の重なりを感じさせる佇まい

[店名]『喜寿司(きずし)』
[住所]東京都中央区日本橋人形町2-7-13
[電話]03-3666-1682
[営業時間]11時45分〜14時半、17時〜21時半※土は〜21時
[休日]日・祝、木は不定休
[交通]地下鉄日比谷線人形町駅A3出口から徒歩3分

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【明治22(1889)年創業】守ることを守りつつ今に活かした江戸前の粋が光る『蛇の市 本店』@三越前
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『おとなの週末』編集部
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