【文久元(1861)年創業】赤酢のシャリがネタを引き立て余韻を残す『九段下 寿司政』@九段下
趣きのある建物は大正時代のもの。関東大震災を経て九段下に店を構え、『寿司政』の味を確立したのが、職人気質の3代目・戸張政次郎氏だという。
「政次郎亡き後、その味を職人たちに伝え、誰が作っても『寿司政』の味となるようにしたのは祖母。私も10代の頃に教わりました」とは現在の5代目、戸張正大さんだ。
竹にぎり5500円
小肌、穴子、煮蛤、玉子焼、おぼろ、しいたけ、かんぴょう、ガリ。
いずれも「仕事によって独自の味が出る」というものだ。そして欠かせないのが赤酢がよく効いたシャリだ。塩、砂糖と2種類の赤酢の独自の配分。甘みが抑えられた酢飯がネタを引き立て、余韻を残す。強めの酢〆で旨みが引き出された小肌などともこの上ない相性を見せる。
握りはもちろんだが、そうした仕事の集大成とも言えるのが「ちらし」。かんぴょう、椎茸、ガリ、おぼろ、小肌、シャコ、煮イカ、玉子……と16種類もの具が次々に顔を出す。しみじみとため息が出るような旨さである。
[店名]『九段下 寿司政』
[住所]東京都千代田区九段南1-4-4
[電話]03-3261-0621
[営業時間]11時半~14時、17時半~22時※土・日・祝は〜21時
[休日]無休
[交通]地下鉄半蔵門線ほか九段下駅6番出口からすぐ



