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どのような輸送方法があるのか

線路がつながっていれば、その線路上を回送するだけの話ではないのか、と思われるかたもおられるだろう。しかし、鉄道には厳格なルールがあり、新しい車両は試運転や様々な手続きを踏まないと、自ら走り出すことができないのである。よって、車両メーカーからは線路の上を鉄道貨物として回送する、海上を船舶で輸送する、道路の上を陸送する、といった方法で運ぶ必要があるのだ。

例えば、線路の幅が同じで、車両メーカーから運び込む鉄道事業者まで線路がつながっている場合は、その線路上を「鉄道貨物」として電気機関車やディーゼル機関車などでけん引して回送している。線路の幅が違う、線路がつながっていない時は、船で海上輸送して、道路上をトレーラーで陸送することになる。

日本の鉄道には、おもに4種類の線路幅(ゲージ)が存在する。新幹線や一部の私鉄が採用する標準軌と呼ばれる1435mm、路面電車や一部の私鉄に見られる1372mm、JRや私鉄といった多くの鉄道が採用する狭軌と呼ばれる1067㎜、このほかに一部の私鉄に見られるナローゲージと呼ばれる762mmがある。

ところ変われば線路幅も異なる。例えば、新幹線の場合、どのような方法で運ばれるのか。新幹線車両は、線路の幅もさることながら車両そのものが在来線の電車よりも大型となるため、海上輸送と陸送によって運ばれる。ただし、山形・秋田新幹線といった”ミニ新幹線”と呼ばれる車両は、線路幅に合わせた仮の台車(車輪)を履かせて、JR在来線の線路上を回送するケースもある。

神戸市の車両メーカーから海上輸送により函館港に陸揚げされた北海道新幹線H5系=2014年10月13日、北海道函館市
函館港から陸路、函館総合車両所へとトレーラー輸送される北海道新幹線H5系=2014年10月14日、北海道北斗市
東京港で陸揚げされたあと東京都品川区の新幹線車両基地へと運ばれる東海道新幹線300系=1990年2月、品川区八潮
江ノ電(神奈川県鎌倉市)から世田谷区宮坂区民センターへと自動車専用道(第三京浜)を通って運ばれた旧世田谷線の電車。第三京浜・川崎料金所で=1990年7月、川崎市高津区
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鉄道ファン注目の鉄道車両輸送
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工藤直通
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