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旬の食材は食べて美味しいだけではなく、栄養もたっぷり。本コーナーでは魚や野菜、果物など旬食材の魅力をご紹介します。
さて、今回のテーマとなる食材は?

文/おと週Web編集部、画像/写真AC

■似て非なるもの

正解:ツワブキ

難易度:★★★☆☆

アク抜きは丁寧に!

ツワブキとはキク科ツワブキ属に属する多年草です。

日本の太平洋側を中心に、本州の関東以西から九州にかけて分布しています。海岸の岩場や斜面に群生することが多いのですが、都市部の道端や公園などでも見かけることが多い植物です。食用とされるのは、おもに若い葉柄(茎の部分)です。

旬の時期は春で、3月から5月頃がもっとも柔らかく、香りも穏やかで食べやすいとされています。

食用とすることが多い地域は、九州・四国・紀伊半島です。

とくに長崎県、熊本県天草地方、高知県、愛媛県などでは春の山菜として古くから親しまれてきました。これらの地域では「つわ」と呼ばれ、春の訪れを告げる食材とされています。野生のものが中心ですが、九州の一部では栽培も行われています。

見た目はフキに似ていますが、フキよりも太く、スジが少なく、下処理がしやすい点が特徴です。皮をむくときに手が黒くなることがありますが、これはポリフェノールによるもので、フキと同じ性質です。

フキに似たほろ苦さと、噛んだときに広がる独特の香りが味の特徴です。野生のツワブキはやや苦味が強めですが、春先の若い茎は柔らかく、苦味も穏やかです。シャキッとした歯ごたえがあり、煮るとほどよく柔らかくなります。

食べ方として一般的なのは、しょう油と砂糖で甘辛く煮る「煮物」や「きんぴら」です。油との相性がよいため、きんぴら風に仕上げると香りが際立ちます。地域によっては味噌汁の具にしたり、天ぷらにしたりすることもあります。

注意点は、ピロリジジンアルカロイド(植物がもつ天然の毒性成分)が含まれているため、丁寧なアク抜きをすること、アクの少ない若い茎を食べることです。

また、排気ガスの粒子や除草剤、犬猫の排泄物が付着しているなど衛生面の問題もあるため、路肩や公園に生えているようなものは食べるのを避けましょう。

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美味しいツワブキの見分け方
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『おとなの週末』Web編集部
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