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日常生活のなかの列車番号

日々の生活のなかで、列車番号に出会う機会は新幹線や特急列車の名称に付与される番号くらいだろうか。のぞみ33号や、なすの234号といった数字の末尾が、奇数が下り列車、偶数が上り列車を意味する。一般の鉄道でも、列車の先頭部に「03G」や「345M」、「63S」などと表示されているのが、列車番号である。じつのところ、この列車番号というものは優れもので、列車の中に忘れ物をしたときなど「”12G”の前から3両目の車内に紙袋を忘れた」と駅員さんに伝えれば、いち早く列車の特定ができることから捜索活動は断然はかどるというわけだ。

列車番号に関係するもののなかに、新幹線の乗客へのサービスとして2004(平成16)年6月まで行われていた「新幹線電話呼び出しサービス」があった。107に電話して「ひかり〇号の△号車に乗車中の〇〇さんを呼び出してほしい」と伝えると、その新幹線の車内では呼び出し放送が流れる。呼び出された人は、電話の設置されている車両へ行くと、通話ができるという優れものだった。無論このサービスは、携帯電話の普及とともに衰退していったことは言うまでもない。こうした日常生活のなかで、列車番号が認知されていた時代もあったのだ。

山手線の内回り電車に表示される列車番号「1462G」。4桁数字のうち14は起点となる大崎駅を出発する時間「14時」を示し、62はその列車に割り当てられた運用番号を示す。Gは山手線に付与された符号。浜松町駅で=2025年10月29日、港区海岸
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文・写真/工藤直通

くどう・なおみち。日本地方新聞協会特派写真記者。1970年、東京都生まれ。高校在学中から出版業に携わり、以降、乗り物に関連した取材を重ねる。交通史、鉄道技術、歴史的建造物に造詣が深い。元・日本鉄道電気技術協会技術主幹、芝浦工業大学公開講座外部講師、日本写真家協会正会員、NPS会員、鉄道友の会会員。

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