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麺のおいしさが際立つ1杯とパラパラ食感の炒飯

まずは、ワンタン麺からチェックしてみよう。具材は、チャーシューとメンマ、ネギ、そしてワンタン。まずは、澄みきったスープをレンゲですくってひと口。ほのかな甘みとともに旨みがふわっと広がる。そりゃ今どきのラーメンと比べてインパクトは弱い。麺を食べているうちに旨みを感じるスープなのだろう。昔はそういうラーメンを出す店が多かった。

「ワンタン麺」(540円)。自家製麺とスープのマッチングが最高
「ワンタン麺」(540円)。自家製麺とスープのマッチングが最高

そして、自慢の麺は、中太のストレート麺といったところか。適度なコシがあって、小麦の味と香りもしっかり。麺肌がツルツルとしていて、のど越しもよい。やはり、以前に食べたきしめんと同様に、麺のおいしさが際立っている。気になっていたワンタンは、6個か7個くらい入っていた。フワッフワのトロットロの食感がクセになりそうだ。

次に炒飯。注文してから中華鍋を振る音が聞こえなかったので、作り置きしたものをレンチンしていると思う。具材は刻みチャーシューとネギ、玉子。醤油ベースの味付けは、薄すぎず、濃すぎずで丁度よい塩梅

ワンタン麺のスープが無性に飲みたくなる絶妙な味付けの「炒飯」(520円)
ワンタン麺のスープが無性に飲みたくなる絶妙な味付けの「炒飯」(520円)

食感がパラパラなせいか、炒飯を頬張った後にワンタン麺のスープが無性に飲みたくなる。これまで何度も書いてきたが、これがチャーラーの醍醐味であり、別の言い方をすれば、旨いチャーラーの見分け方にもなる

結局、スープのほとんどを飲んでしまった。それだけ旨いのだ。あ、仮に持ち帰りの「中華セット」に付く、お湯で割るだけのスープをここの中華そばやワンタン麺に使っていたとしてもまったく問題ない。このスープの味を超える店が世の中にはいったいどれだけあるのかという話である。

「中華セット」(140円)。写真は2人前。「焼きそば麺」や「中華麺」も購入は2人前から
「中華セット」(140円)。写真は2人前。「焼きそば麺」や「中華麺」も購入は2人前から

あまりにもおいしかったので、レジで会計する際に「中華セット」を買ってしまった。チャーシューやネギなどの具材は付いていないものの、1人前140円という値段はカップ麺よりも安いではないか。やはり、一宮市は貨幣価値が異なるのだろうか。「中華セット」は休みの日にでも作って食べてみようと思う。

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取材・撮影/永谷正樹

1969年愛知県生まれ。株式会社つむぐ代表。カメラマン兼ライターとして東海地方の食の情報を雑誌やwebメディアなどで発信。「チャーラー祭り」など食による地域活性化プロジェクトも手掛けている。

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永谷正樹
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