140余年続く粋な味を肩肘張らずに味わう『吉野鮨本店』(※吉の字は本来、土に口)@日本橋
趣のある引き戸をガラガラとやって暖簾をくぐると、左手に1枚板のカウンター。落ち着いた老舗らしい空気感がいい。明治12年、屋台から始めたというお店だ。とはいえ、臆する必要はない。
「好きなものを、好きな順番で、好きなだけ食べていただきたい」とは五代目の吉野正敏さんだ。
お客さんもまた肩の力を抜いて楽しんでいるのがいい。リズミカルに粋な手つきで握られ、煮切り醤油をひとはけされて供されるお寿司は、ポンと口に放り込むのにほどよく、タネの厚みも絶好のバランス。
にぎりずし4400円
「シャリと女房は変えるな」と先代からよく言われたという、赤酢と塩だけのシャリがさっぱりしつつ、魚の甘みを引き出している。白身の熟れた旨み、トロと酢飯のとろけ具合、ふっくら香ばしくほどける穴子。薄焼きの玉子の甘さがまた絶妙なバランス。
さて、次は何を握ってもらおうか。
五代目:吉野正敏さん(※吉の字は本来、土に口)「自由に楽しんでもらえる部分を大事にしています」
[店名]『吉野鮨本店』
[住所]東京都中央区日本橋3-8-11
[電話]03-3274-3001
[営業時間]11時〜14時(13時半LO)、16時半〜21時半(21時LO)※土曜は昼のみ
[休日]日・祝
[交通]地下鉄銀座線ほか日本橋駅B1出口から徒歩2分




