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撮り鉄の「食」の思い出(68)復興進む石巻線女川駅でカキ三昧/2005年~2019年

撮り鉄の「食」の思い出(68)復興進む石巻線女川駅でカキ三昧/2005年~2019年

石巻線は東北本線と接続する小牛田(こごた)駅を基点に海に面した石巻駅を経由して海沿いを進み、女川駅を繋いでいます。 東日本大震災でたいへんな被害を受けた宮城県の女川市と石巻線。 あの日から約8年の歳月が過ぎました。 女川駅と駅前は、新たな街として復興。名産のカキもたっぷりと味わうことができました。

perm_media 《画像ギャラリー》撮り鉄の「食」の思い出(68)復興進む石巻線女川駅でカキ三昧/2005年~2019年の画像をチェック! navigate_next

復興進む石巻線女川駅でカキ三昧/2005年~2019年


東日本大震災でたいへんな被害を受けた宮城県の女川市と石巻線。

あの日から約8年の歳月が過ぎました。

女川駅と駅前は、新たな街として復興。

名産のカキもたっぷりと味わうことができました。


石巻線は、東北本線と接続する小牛田(こごた)駅を基点に海に面した石巻駅を経由して海沿いを進み、女川駅を繋いでいます。

この石巻駅~女川駅間の車窓から見える海が、女川湾から続く万石浦(まんごくうら)です。

外海と繋がっているのは少しだけで、地図で見ると湖のように見えます。

万石浦は、波は穏やかで、ワカメとカキの養殖が盛ん。

特にカキは現地の名産としての出荷はもちろん、ホタテの貝殻につけた稚貝が全国に送られている、カキのふるさとの海です。

万石浦に沿って走る石巻線の列車(2019年撮影)

万石浦はカキの養殖が盛んな海(2005年撮影)


万石浦に面した浦宿駅を過ぎると列車はいったん山の中を進み、女川市街に入っていきます。

終点は、港に向かって行き止まりの女川駅です。
 
かつての女川駅は現在より少し海側にあり、懐かしい感じの駅でした。

行き止まりのために、ホームからまっすぐに進むと改札と駅舎があるという、ちょっと珍しいタイプです。
 

かつての女川駅の駅舎(2005年撮影)


現在の駅は、以前の駅のやや山側に作られています。

駅舎には温泉もある新しい駅になりました。

新しい女川駅。中には日帰り温泉もある(2019年撮影)

女川駅。ホームの先に駅舎が見える(2019年撮影)


女川駅の駅舎を出ると、正面には少し遠く海が見えます。

駅前ロータリーから海の方向へ、レンガ造り広い道と左右にきれいな建物が並んでいます。

これが新しくできた商業施設のシーパルピア女川。


駅に近いエリアには飲食店やバー、土産物店から花屋、果物屋、肉屋、理容店……など、31もの店舗が並ぶ商店街。

おしゃれな店が多くて、楽しい街歩きができます。

シーパルピア女川のレンガ道。
正面に見えるのが駅舎(2019年撮影)


海に近いエリアには『ハマテラス』があります。

ハマテラスは女川の地元市場として作られていて、鮮魚店や水産加工品の販売から、魚介類などの食事も楽しめます。

女川駅には朝のうちに着いたのですが、開店し始めたお店を見て歩いているうちに、昼に近づいてしまいました。

そこで入ったのがハマテラス。

しっかり、焼きガキを出している店も見つけました。

ハマテラスの店内。
市場のような雰囲気がある(2019年撮影)

焼きガキを出すお店、
『Gozasinn(ございん)』発見!(2019年撮影)


まずは生ガキです。

レモンをちょっちょと絞って一気にほうばります。

口の中は、もう海そのもの。

さわやかな味がいっぱいに広がります。

まずは生ガキ(2019年撮影)

カキのしずる感がたまらない(2019年撮影)


続いて焼きガキ。

出てきたサイズに大小はあるのですが、大きいものは見事なサイズです。

焼いたカキの香りも抜群で、食欲を誘います。

まずは大きめから。

ふっくらとした身で、味も濃厚。

最高です。

続いて小さ目のもの。

こちらは少し焦げ目がついていて香ばしさが増して、これまたおいしいです。

ダイレクトにカキの味を楽しめて、大満足です。

ふっくらした焼きガキ(2019年撮影)

あがいんステーションで見つけた極上オイスターソースを使い、車内食を満喫!


カキを食べたハマテラスの斜め向かいに、お土産を売る『あがいんステーション』があります。

実は、このあたりに旧女川駅がありました。

お店の形も、旧女川駅をイメージして作られています。
(上にある旧駅舎の写真と比べるとよくわかります)


お土産を売る、あがいんステーション(2019年撮影)

店内は、宮城県のおいしいものが
いっぱい!(2019年撮影)


店内には女川をはじめ、三陸のおいしそうなものがいっぱいです。

目についたのは気仙沼完熟牡蠣のオイスターソース。

宮城県産のカキがいちばんおいしい時期に作られたというソースで、見ているだけで濃厚さが感じられます。

気仙沼完熟牡蠣の
オイスターソース(2019年撮影)


常温保存できるので、お土産にと購入したのですが……。

我慢できず、その夜の車内食に登場です。

まずは、ビンを開けたて。

新鮮なうちに、ストレートにカナッペにしてみました。

バゲットを切って、スライスチーズを乗せて、オイスターソースを少し。

そのままいただきます。

う、うまい!!

いつも使っているオイスターソースももちろんおいしいのですが、もっと濃厚にカキを感じます。

それも、なぜかフレッシュな印象まであります。

本当にクセになりそうです。

バゲット、チーズにオイスターソース。これだけで十分おいしい(2019年撮影)


さて、車内料理です。

オイスターソースの料理といえば、スープ、海鮮炒め、焼きそば……。

スーパーマーケットの売り場でいりいろ悩んで、やっぱりド真ん中で牛肉のオイスターソース炒めに決めました。


具材はシンプルに、牛肉、アスパラ、ブロッコリー。

アスパラとブロッコリーを軽くゆでて牛肉に合わせます。

味付けもシンプルに、たっぷりのオイスターソース。

これに、酒、塩コショウで味の調整だけ。

炒めることでカキの香りはより立って、なんとも贅沢。

牛肉にも負けないカキの味、最高でした。

牛肉、アスパラ、
ブロッコリーを炒めて……(2019年撮影)

牛肉のオイスターソース炒め完成(2019年撮影)


ちなみに2020年1月現在、おとなの週末の通販サイトでこの気仙沼完熟牡蠣のオイスターソースを扱っています。

ぜひ!


女川でカキを味わってからの帰り道、石巻の町に近い道の駅『上品(じょうぼん)の郷』に寄りました。

ここでも、カキが待っています。

まずは、カキの佃煮。

これまた濃厚で、お酒が進みそうな味。

要冷蔵ですが日持ちもするのでお土産にもなります。

道の駅で見つけたカキの佃煮(2019年撮影)

濃厚な味でがっつり楽しめる(2019年撮影)


次は、かきあめです。

道の駅で購入したかきあめ(2019年購入)


この飴は、見たことはあったのですが、購入するのは初めて。

購入してから調べてみると、歴史のあるお菓子でした。

作り始められたのは、1918年。

実に100年以上前。

残念ながら、津波で被災して製造できなくなっていたものの、石巻の珈琲工房を営む方が引き継いで復活を模索。

2018年に、再発売にこぎつけたそうです。

ここにも復興が進んでいるのを感じます。

 
食べてみると、淡い甘さから始まって、徐々に広がるカキの味。

しっかりとカキです。

見た目とのギャップも楽しいお菓子でした。


次回は女川の続きで、ホヤ編です。









佐々倉実(ささくら みのる)
 鉄道をメインにスチール、ムービーを撮影する“鉄道カメラマン”、初めて鉄道写真を撮ったのが小学生のころ、なんやかんやで約50年経ってしまいました。鉄道カメラマンなのに撮影の8割はクルマで移動、列車に乗ってしまうと、走るシーンを撮影しにくいので、いたしかたありません。そんなワケで年間のかなりの期間をクルマで生活しています。趣味は料理と酒! ヨメには申し訳ないのですが、日々食べたいものを作っています。
 鉄道旅と食の話、最新の話題から昔の話まで、いろいろとお付き合いください。
 ちなみに、鉄道の他に“ひつじ”の写真もライフワークで撮影中、ときどきおいしいひつじの話も出てきます。なにとぞご容赦ください。

※写真や情報は当時の内容ですので、最新の情報とは異なる可能性があります。必ず事前にご確認の上ご利用ください。
このグルメ記事のライター
佐々倉実@おとなの週末

鉄道をメインにスチール、ムービーを撮影する“鉄道カメラマン”、鉄道旅と食の話、最新の話題から昔の話まで、お付き合いください。

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