長野県飯綱町の「サンクゼールワイナリー・久世福商店本店 ガーデン広場」で2026年5月16日、「いいづなシードルガーデン2026」が開催される。飯綱町ゆかりの7つの醸造所が手がける個性豊かなシードルを飲み比べながら、北信濃の新緑を眺めて過ごす1日だ。開催時間は10時から16時。しなの鉄道牟礼駅からは無料シャトルバスも運行される。
廃校醸造所から100年農園まで、7つの「シードルリー」が集結
ワインの醸造所が「ワイナリー」と呼ばれるのと同様にシードルの作り手は「シードルリー」と呼ばれるが、今回のイベントに集うのはそれぞれに際立った個性を持つ7つのシードルリーだ。
例えば廃校になった小学校を醸造所に再生した「林檎学校醸造所」は、自社農園の「ふじ」と「ブラムリー」をブレンドした爽やかでキレのあるシードルが特徴。飯綱町で100年以上の歴史を誇る「山下フルーツ農園」は、果実味をダイレクトに感じさせるフルーティーな「農家のシードル」を提供する。またワイン用酵母を使った少量生産にこだわる「FARM TOYA」は、雪の中で保管した「雪中りんご」を使ったドライな逸品を携えて登場する。
さらに「ブラベリーファーム」は海外の醸造専用種も研究し、深みと複雑味のある仕上がりが売り。このほか「ふるさと振興公社」の「いいづな花酵母シードル2025辛口」は、飯綱町の花から採取した酵母を使うという土地との結びつきが強い一本だ。また、地域の農家と連携しトレンドを反映した造りを続ける「信州くらうど」は3種の飲み比べセットで参加。
そして主催者でもある「サンクゼール」は、瓶内二次発酵によるきめ細かな泡と「ふじ&高坂」のブレンドが生む華やかな香りのシードルを出品する。
食事も、ワイナリーレストラン・サンクゼール監修のシェフが手がける、旬の食材を使った限定デリカテッセンが用意される。長野県出身シンガーソングライターによる生演奏や飯綱町のクリエーターによるワークショップやぶどう園のトレッキングツアー、雑貨販売なども開催され、シードルを片手にゆったりとした時間が過ごせそうだ。ワークショップなどは公式サイトからの予約制だ。会場までは、北しなの線の牟礼駅からの送迎バスが随時運行される。
なお、サンクゼールの公式サイトによると、標高600メートルの飯綱町は寒暖差のある気候を生かした県内でも有数のりんごの産地。50種類以上のりんごが町内で作られていて、シードルのほかアップルパイやりんごチップスなどの加工品も生産されているという。

