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旬の食材は食べて美味しいだけではなく、栄養もたっぷり。本コーナーでは魚や野菜、果物など旬食材の魅力をご紹介します。
さて、今回のテーマとなる食材は?

文/おと週Web編集部、画像/写真AC

■手間がかかる

正解:アーティチョーク

難易度:★★★☆

巨大なアザミの蕾!?

キク科チョウセンアザミ属に分類されるアーティチョークは、和名では「チョウセンアザミ」と呼ばれ、私たちが普段目にするアザミを巨大化させたような独特な姿をしています。

野菜として私たちが口にしているのは、花が咲く前の硬い蕾の部分です。

イタリア、フランス、スペインなどの地中海沿岸諸国で広く栽培されています。アメリカではカリフォルニア州が一大産地として知られています。

日本国内での栽培はまだ非常に限られています。冷涼な気候を好むため、日本では北海道や長野県、または千葉県などの一部の農家が栽培に取り組んでいますが、市場に出回る量は少ない状態です。

原産地や栽培環境にもよりますが、一般的には3月から6月頃までがもっとも美味しくなる時期です。

この時期の蕾は水分をたっぷりと含んでおり、ガクの付け根の部分が肉厚で柔らかくなります。地域によっては秋に収穫されるものもありますが、やはり春の訪れとともに市場に並ぶ大振りのアーティチョークは、別格の扱いを受けます。

花が咲き始めてしまうと、中がスカスカになり、エグみも強くなってしまうため、蕾が固く締まっているうちに収穫することが鉄則とされています。

ユリ根、ソラマメ、タケノコを掛け合わせたような味わいが特徴です。

口に含んだ瞬間にユリ根のようなホクホクとした甘みが広がり、続いてソラマメに似た独特のコクと香りが鼻に抜けます。噛み締めると、タケノコを思わせる淡白ながらも上品な旨味が感じられるのが魅力です。後味にはキク科の植物らしい爽やかな苦味がうっすらと残り、これが全体の味を引き締めます。

食べるまでに手間がかかるのがアーティチョークの特徴です。ガクの先端には鋭いトゲがあることが多いため、ハサミで切り落とし、茎や外側の硬い皮を剥ぎ取らなくてはなりません。ということで、実際に食べられる部分が全体の30%程度にすぎないのです。

もっともシンプルな調理法は丸ごと茹でることです。レモンを加えた熱湯で30分から40分ほどじっくり茹で上げ、1枚ずつガクを剥がして、その付け根にある肉厚部分を前歯でしごくようにして食べます。

ほかにも、素揚げにしてカリカリに焼いたローマの伝統料理「カルチョーフィ・アッラ・ジュディア」や、肉やハーブを詰めて煮込むスタッフド・アーティチョークなど、ヨーロッパには多彩なレシピが存在します。

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美味しいアーティチョークの見分け方
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『おとなの週末』Web編集部
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