スパイス料理で存分に酒を楽しめる夢の居酒屋を発見!『カレーハウス カリー座』@駒沢大学
ああ、何を食べても旨い。和の居酒屋風メニューのようだが、スパイスを効かせたアレンジがある。香り高く、味に余韻があり、酒が進む。楽しい。
アパレル業界にいた店主の山崎亮さんは、架空のカレー屋を妄想した。カレー屋をやりたいわけじゃないが、妄想は止まらない。「粉が好きだったんです」とおかしなことを言う。
スパイスはもとより、昆布や乾燥エビなどのパウダーを10種ほど携帯し、飲食店で料理に振りかけたり、醤油に溶いたりして料理の味変を研究し続けた。
さらに大衆酒場でバイトするようになり、料理と店運営の研究を重ねる。無水チキンカレーの旨さを知ってほしいと、コロナ禍に三軒茶屋で妄想カレー店を現実化。けど、おっとやりたかったのは居酒屋だったと、4年前駒沢大学に移転オープン。イマココ。
「クミンとカルダモンはキャッチーなスパイス。エキゾチックな味わいに仕上げたいか、和食の繊細さを出しつつスパイスを奥で響かせたいかで使い方を微妙に変えてまとめる」と山崎さん。
例えば、インドの漬物、アチャールを焼いた独自の串焼きは、ラムつくねはクミンと青唐辛子、ミントがいいバランス。うずらはシナモンが食欲をそそる……と多彩だ。全部食べてみたい。なんて罪作りな店なんだ。
限定ラムつくね串480円、アチャール串(うずら320円、タコ400円)、レンコンのタルカリ420円、天狗櫻(南果)1000円

座長:山崎亮さん、カリー座の女「カレーもあるけどホントは居酒屋ですよ」
【LOVE SPICE】
使用するスパイスは、基本的にすべて丸のままのホールスパイスの状態で購入し、自分たちでパウダー化。それぞれの風味を生かすために、ブレンドはしておかず、調理時にその都度ミックスして使う。
スパイスの下拵えに欠かせないのが巨大な乳鉢。前にテナントを借りていたタイ料理店が置いていったものだが、大切に受け継ぎ愛用している。
[店名]『カレーハウス カリー座』
[住所]東京都世田谷区駒沢4-12-22ティファーレ駒沢2階
[電話]090-6140-7315
[営業時間]月:11時半~14時半、平日:11時半~15時・18時半~22時半、土・日・祝:12時~21時半※いずれも最終入店は閉店30分前
[休日]不定休
[交通]東急田園都市線駒沢大学駅駒沢公園口から徒歩約11分
スパイスで、身も心もスカッと爽快に整えてゆるり、酔いしれる『Spice Bar SUZU』@新井薬師前
アジアで料理に使うスパイスやハーブは、中国では生薬として使われるものも多い。ここでは薬膳としてそれらを取り入れ、体を癒やしてくれるドリンクとスパイス料理を提案。体にやさしい無添加の調味料にもこだわっている。
料理の柱はインドと中華のふたつ。前菜のアチャールは、鶏ささみや春雨といった意外性のある食材が登場する。
自慢の麻婆豆腐は2種類。唐辛子を効かせた四川伝統の”赤”は、自家製ガラムマサラをひと振りしてここならではのアレンジを。一方、まろやかな中に青花椒の爽やかな刺激が走る”白”は、魚介のやさしい旨みが効いている。
ダシに生薬を使ったおでんも人気で、夏には、それを冷やしで提供する。
薬膳冷やしおでん1300円、クールミントグリーン680円

そんなスパイス弾ける料理が代謝を活発にし、さらには季節に応じたブレンド茶や体の症状別の薬膳酒がサポートする。しっかりお酒を楽しみつつ、同時に体をメンテナンスできる。そんな酒飲みの罪悪感をゆるめてくれるオアシスだ。
店主:有賀司さん、櫻井杜音さん「看板のスパイスカレーは無添加、グルテンフリーです」
【LOVE SPICE】
カレーはもちろん、麻婆豆腐やまぜそばなど、この店の様々なメニューに使われるのが自家製ガラムマサラ。
スパイスはすべてインド産にこだわり、ベーシックなガラムマサラを基本にし、グリーンカルダモンよりも大粒なワイルドカルダモンを加えて工夫している。それにより、特徴的なスモーキーな香りがあり、料理に深い香ばしさや立体感が生まれるという。
[店名]『Spice Bar SUZU』
[住所]東京都中野区上高田1-49-10・1階
[電話]03-6454-0308
[営業時間]月・水~金:11時半~14時半、水~金:18時~21時半LO、土:11時半~22時半LO、日:11時半~21時LO
[休日]火、月の夜
[交通]西武新宿線新井薬師前駅南口から徒歩8分
撮影/貝塚隆、取材/岡本ジュン(プレンカ、蓮香、SUZU)、茅咲ぽん(キクヤ)、渡辺高(カリー座)
※写真や情報は当時の内容ですので、最新の情報とは異なる可能性があります。必ず事前にご確認の上ご利用ください。
※画像ギャラリーでは、絶品スパイス料理の画像をご覧いただけます
※月刊情報誌『おとなの週末』2026年7月号発売時点の情報です。

■おとなの週末2026年8月号は「夏の粋、うなぎ」




































