お百度参りで、お気持ちが合った仏様に祈願する
お百度参りに決まった方法はなく、寺務所で求めた線香とろうそくを地蔵堂にお供えし、お地蔵様を拝みます。地蔵堂の右側に用意された数え棒を手にとって、時計回りに地蔵堂の周囲を一周して、数え棒を1本戻し、地蔵堂のお地蔵様を拝み、これを繰り返します。
地蔵堂の周囲に安置された仏様をお参りしながら、お百度参りを行う方もいらっしゃいます。地蔵堂背後のお堂には、石像の阿弥陀三尊が安置され、中央に阿弥陀如来坐像、両脇に観音菩薩立像、勢至菩薩立像がお祀りされています。鎌倉時代初期に開眼された石仏で、重要文化財に指定。風雨に晒される運命の石仏ですが、こちらの三尊は、慈愛に満ちた穏やかな表情や、袈裟や螺髪などがきれいに残されています。
「お百度参りに決まりはありませんが、お気持ちの合う仏様をお参りされると、心身ともに穏やかになられる方が多いようです。百度や数え年の数だけ参らなくても、一度でも、ご自身で決めた数でも、ご利益に変わりはございませんので、お気持ちを込めてお参りください」と16代住職・加藤隆心さん。
住職のお話を聞き終えて、実際にお参りすることに。賽銭箱へのお布施は自由です。お布施することで自分の執着を離れ、心を清めるための大切な修行になるんだとか。厨子に安置されてお姿は拝見できませんが、最初に地蔵菩薩をお参りし、地蔵堂の周囲を回りました。
すべての仏様をお参りして、個人的に気持ちが合ったのが、石仏三尊の観音様、半跏像の地蔵菩薩様、賓頭盧(びんずる)様でした。1周するだけなら約40歩、仏様をお参りして約50歩。お百度参りで約5000歩であれば、決して無理なご祈願でないことが分かりました。






