季節ごとに異なる味の寺そばを提供
元フードコンサルタントだったスタッフの提案でメニューがラーメンに決まり、寺で提供するので動物性のものは使わないことを条件に、何度も試作を重ねて寺そばが完成しました。 黄檗宗ではお供物の並べ方や儀式に「五色」の「青(セイ)、黄(オウ)、赤(シャク)、白(ビャク)、黒(コク)」が重要な役割を持つため、この五色を表す、トウモロコシ、ワカメ、白きくらげ、糸とうがらし、海苔をトッピングにしたそうです。メンマは隠元禅師が日本に持ち込んだ孟宗竹のタケノコにちなんでかと思いきや、これはたまたま偶然だったとか。
試食で作ったラーメンはどれも美味しかったので、季節ごとに提供することになり、夏は塩、秋は濃口醤油、冬は豆乳味噌、春は淡口醤油に変わります。寺そばの提供は、毎週土曜、日曜の午前11時から午後2時まで。お寺の行事によって休業されることもあり、予定はホームページで告知されているので、事前の確認をおすすめします。
食後は、本堂を自由に見学できます。御本尊の釈迦牟尼(お釈迦様)がお祀りされ、脇には鉄眼禅師の像が安置されています。収蔵庫に入ることはできませんが、本堂に貴重な版木や、印刷した経本が展示されていて、間近に見ることができるので、ぜひ見学してください。
[店名]黄檗山宝蔵院
[住所]京都府宇治市五ケ庄三番割34-4
[電話番号]0774-31-8026
[営業]毎週土曜・日曜のみ11時〜14時(売切れ次第終了)※月の予定をHPで公開
[交通]JR奈良線黄檗駅から徒歩4分。京阪宇治線黄檗駅から徒歩2分。
文・写真/寺田鳥五郎
テラダ・トリゴロウ。京都精華大学美術学部(現・マンガ学部)卒業。ココロ株式会社代表取締役。1968年、京都生まれ。タウン誌編集者、地方新聞記者、フリー編集ライターを経て、編集デザイン会社を設立。「人に歴史あり」を信条に取材を重ね、その人の魅力を伝えることを心がけている。














