■難読漢字、食べ物編の正解はこちら
正解:ふのり
海蘿は、海岸の岩場に張り付くように群生する紅藻類(こうそうるい)の海藻です。鮮やかな赤紫色と、細かく枝分かれした糸のような姿が特徴で、主に冬から春にかけて波の荒い外海で育ちます。
一般的には「布海苔」というあて字で表記されることのほうが多いようです。
「蘿(ら)」はツタなどのつる植物を意味する字です。フノリは海辺の岩に付着し、細かく枝分かれして広がります。その姿を「海のツタ」に見立てたのが、「海蘿」という表記だと考えられます。
一方で「ふのり」という読み方は、かつてこの海藻を煮溶かして、着物などの織物をピンと張るためや、洗い張りの際の「布糊(ぬののり)」として使っていたことに由来します。
この粘りを食に生かしたのが、新潟の「へぎそば」です。そば粉をまとめる材料として海蘿を混ぜると、麺はつるりとしたのどごしになります。
「へぎ」という木の器に、ひと口分ずつ束ねたそばを並べて出すのが特徴です。店でへぎそばを食べるときは、まず麺だけをすすってみると、一般的なそばとの食感の違いがわかります。
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