吉祥寺のクラフトビールの店で、なぜかカレーを食べる件
昨年、連載第5回で吉祥寺東急デパート屋上のビアガーデンに期待を込めたおっさん女子であった……。
しかし、2018年夏の屋上ビアガーデンは、なんとBBQになりました……。
がっくり。
もういいよ、BBQ系ビアガーデン……。
しかも吉祥寺東急デパートは、ファーマーズBBQっていう設定ですごくこだわっているようだが……。
まあ、ファミリー層狙いなんでしょうか?
おっさんパラダイスではない模様。
ちなみに、銀座松屋の2018年のビアガーデンは『美しくなるビアガーデン 美カラダ』です。
もう松屋はブレないですね。
絶対的な女子パラダイスです。
銀座すげえよ!
そんなこんなで、吉祥寺のビアガーデンに希望が持てないこの夏、私はクラフトビールでも飲もうかなぁ、と思っていたワケです。
しかし、なぜかクラフトビールの店でカレーを食べてしまう今日このごろ……。
ここ1~2年、吉祥寺には続々とクラフトビールの店がオープンしているワケなんですよ。
さらに、そろそろ閉店する店も出てきているくらいなんですけどね……。
実は、クラフトビールの店にランチがあるんですよ。
もちろんついでに昼ビールもどうぞ、という設定です。
しかし、ランチのカレーがいいぞ!
やっぱ夏はカレーだよな、と思ったおっさん女子なので、ここで2軒紹介してみようと思います。
イラスト/スタジヲワンツー
クラフトビールの店『Y』の、クラフトビールを使って煮込んだ『カレー&ハヤシ』
まず吉祥寺のど真ん中、コピス吉祥寺のナナメ前にあるクラフトビールの店『Y』。
地下にある店ですが、けっこうなキャパがあるビアホールです。
ここはランチが非常に充実しているんですが、『カレー&ハヤシ』がおすすめです。
クラフトビールを使って煮込んだカレーとハヤシが各1種類で、ふたつの味が楽しめちゃう。
ちなみにカレーは「水曜日のネコ」、ハヤシは「東京ブラック」というビールを使用。
そして、お米は15穀米です。
さらに、ドーンと存在感のあるオリジナルソーセージが1本鎮座しております。
付け合わせも温野菜&ポテトフライなどボリューミー。
けっこうな重量感です。
そして、一口ビール&ドリンクがついております。
しかも、ドリンクのお替わりがフリー。
これで1000円(税別)。
かなりのコスパです。
しかし、一口ビール……。
なんて危険な飲み物なんでしょうか……。
そこから、もちろん昼ビールに突入することもできますよ……。
女性客が多いですが、恋人同士ではない男女2人連れも多いです。
職場や学校の友達っていう雰囲気。
私が行ったある日は、どうみても堅気の会社員と思われるスーツ姿の男性が10人くらいで、昼宴会をやっていました……。
何かの打ち上げなんでしょうか?
しかも、昼2時くらいに酔っぱらっていて、楽しそうでした。
ちょっと混ざりたかった、おっさん女子であった。
もう1軒は、アトレ吉祥寺に入っているクラフトビールの店『C』の、琉球チャイニーズ(?)『マッサマンカレー』
いやー、食欲ないし、そんなボリューミーじゃなくていいよ、という人におすすめなのは、アトレ吉祥寺に入っているクラフトビールの店『C』。
琉球チャイニーズという、よくわからないけど、まあ美味しいから、いいと思います……というコンセプト(笑)。
しかしここにですね、なんと『マッサマンカレー』があるんですよ。
タイ王国に起源を持つタイカレーです。
2011年のCNNインターナショナルで『世界で最も美味な料理ランキング』で1位を獲得したカレーだよ。
しかも『C』ではクラフトビールで煮込んであるんですけど、ココナッツ風味で具はチキンとジャガイモというシンプルさ。
ルーはサラサラで、食べた瞬間は辛くないですが、あとからジワっと系です。
こちらは六穀米を使用。
けっこうライトなカレーなので、夏バテ気味で何か食べたいけど、重いのはNGっていう人に特におすすめ。
もちろん昼ビールもつけられますよ……。
危険。
しかし、クラフトビール屋さんのカレーの米は、なぜか雑穀米……。
昼ビールのカロリー罪悪感を減らす目的か……?
吉祥寺のクラフトビール屋さんで、なぜかカレー……。
どう考えてもブームにはならないと思います(苦笑)。
食べる理由は、ただひとつ「そこにカレーがあるから」です。
天野七月/あまのななつき
ライター&ときどきエディター。吉祥寺在住、ざっくり30年くらい。基本おっさん女子、たま~に乙女マインド。いつも吉祥寺をふらふらしています。ちなみに無芸大食。
※写真や情報は当時の内容ですので、最新の情報とは異なる可能性があります。必ず事前にご確認の上ご利用ください。