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テレビで売れることを潔しとしない……ニューミュージック勢のステイタス

令和の現在、若年層の3分の1はテレビを観ないという。昭和の時代、テレビは流行や風俗の発信源だった。特に音楽は、テレビで発信されるとヒットに結びつくケースが多かった。まだJ-POPという言葉はなく、ニューミュージックという言葉が、歌謡曲以外の音楽を包括していた。

歌謡曲がスタンダードで、ニューミュージックは、そのアンチと言えた。多くのニューミュージック系のミュージシャン、例えば井上陽水、荒井由実、吉田拓郎などといった人々は、テレビで売れることを潔しとしなかった。テレビを使わないで売れるというのは、ニューミュージック勢のステイタスだったのだ

左から『熱い胸さわぎ』(1978年)『タイニイ・バブルス』(1980年)『NUDE MAN』(1982年)『人気者で行こう』(1984年)『10ナンバーズ・からっと』(1979年)『Young Love』(1996年)『綺麗』(1983年)
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「テレビへの抵抗なんて、まったくありませんね。売れなきゃ仕様...
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岩田由記夫
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