五街道のひとつ、「日光街道」。その最終地点・宇都宮宿~日光、さらに日光の奥までを歩いてみました。オススメのグルメ情報も入れて見どころをご紹介!
酒に並木、そして滝 日光結構目白押し
日本橋から千住宿まで、実際に歩いてみた日光街道。もちろんその終着点である日光にも足を(車でですが)運んだ。そしてその前に立ち寄ったのが宇都宮である。日本橋を出立して30里近く、その道筋が重複している旧日光街道と旧奥州街道。このふたつの街道の分岐点が、宇都宮宿なのである。
奥州街道は宇都宮から北へ向かい、日光街道は日光のある北西へと続く。そしていつしか日光街道は、世界最長の並木道としてギネスに認定された、国の天然記念物でもある杉並木へ。この杉並木がまぁ~壮麗!!江戸時代からあったということにも驚愕。とにかく実物を目で見て絶対に損はない。
江戸時代からあるといえば、今市宿、今は日光市の行政の中心地となっている今市エリアには、創業天保13(1825)年の造り酒屋がある。日本酒は純米酒以外造らない……ようするに醸造用アルコールを添加した日本酒は造らない『渡邊佐平商店』である。もう今の4行でこの酒蔵の凄味はわかっていただけたと思うが、予約をすれば酒蔵見学もできるので、いけるクチのみなさんは、もう行きたいでしょ?
そして今市宿の次の宿場こそが日光街道の最後の宿場である鉢石宿。現在の日光駅周辺から東照宮近くの神橋までの表参道に沿って宿場は広がっていたが、いまも当時のにぎわいそのままに、飲食店や土産物屋が連なっている。そしてこの一帯に日光の旨い物もそろっているワケである。そんな中!
一押しで唸る旨さだったのが『補陀洛(ふだらく)本舗』の「湯葉むすび」。すでに有名な品ではありますが、有名になったのも頷ける逸品。そして東照宮と並ぶ、もうひとつの日光の目玉・華厳の滝。落下距離97mのその身の毛もよだつダイナミズム!この滝もまた、見ずして結構というなかれ!!
【宇都宮宿】
北関東屈指の旨い街
宇都宮やきそば
【今市宿】
一杯飲んで清めたい
日光誉