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全店実食調査!『おとなの週末』が自信を持っておすすめするお店をご紹介します。今回は、明治43(1910)年から鰻などの卸を始めた千葉・成田のうなぎ店『川豊本店』です。

情緒ある空間で食す確かな旨さが幸せ!

成田山新勝寺、その参道には多くのうなぎ屋が並ぶが、中でもひと際活気と風情を感じさせるのがここ『川豊本店』だ。明治45年築という3階建ての木造建築。店先ではこの道55年以上という板長が活うなぎを次々と割いていく。これひとつ見ても回転のよさはわかるが、厳選したうなぎを“割きたて、蒸したて、焼きたて”で出す。

特上うな重 5600円

『川豊本店』特上うな重 5600円 多くのうなぎを焼き、そのエキスが絡んでまろやかになるという、創業から継ぎ足しのタレも自慢だ

元は川魚専門の漁師で、卸問屋であり創業114年。良質なうなぎを見抜く目とそれを調理する技にこだわりがある。2階の座敷で待つことしばし、登場したうな重は照りがありこんがりした見事な焼き色。

わりとさらりとしつつコクのあるタレがよく馴染んでいる。ふんわり肉厚なうなぎを口に運ぶと、う〜む、野趣もあり力強い味。旨みが後を引く。空間丸ごと、うなぎ食べてるなあって幸せ!

ご主人の伊藤小澄さん「スタッフの活気も自慢です。ゆっくりくつろいで召し上がりください」

『川豊本店』登録有形文化財でもある純日本家屋の空間も魅力

成田『川豊本店』

[住所]千葉県成田市仲町386
[電話]0476-22-2711
[営業時間]10時~17時
[休日]無休
[交通]JR成田線成田駅、京成本線成田駅から徒歩10分

▶おとなの週末2024年12月号は「町中華、ときどきガチ中華」

『おとなの週末』2024年12月号

撮影/鵜澤昭彦、取材/池田一郎
※2024年8月号発売時点の情報です。
※写真や情報は当時の内容ですので、最新の情報とは異なる可能性があります。必ず事前にご確認の上ご利用ください。

…つづく「東京のうなぎの新店4選 注目店から話題のリーズナブルな店まで」では、覆面調査隊が腕利きの新展開から実力派のリーズナブル店まで、今食べるべき店を実食レポートしています。

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おとなの週末Web編集部
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