日常にはさまざまな漢字が溢れています。それは生活にうるおいや豊かさをもたらす「食」の分野でも顕著。食べ物にまつわる漢字を知れば、それはそのまま普段の生活がより彩り豊かで楽しいものになるはず。
本コーナーでは「あれ、これどう読むんだっけ?」と思ってしまうような、忘れがちな難読漢字をお届けします。漢字を覚えて食生活を豊かにしよう!! 正解が分かった方は、ぜひこの食べ物との思い出を一緒に呟いてください!!!!
文、画像/おと週Web編集部
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難易度:★★★☆☆
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正解: アカモク
アカモクとは、褐藻類ホンダワラ科の海藻で、日本各地の沿岸に広く分布しています。赤褐色をしており、1年で4mほどまでに成長します。ヒジキやワカメなどと同じ褐藻類で、加熱すると鮮やかな緑色に変化します。
地域によって呼び名が異なり、ギバサやギンバソウ、ナガモ、ナガラモなどと呼ばれることもあります。
アカモクが食用の海藻として流通するようになったのは最近のことで、それまでは限られた地域でしか食べられていませんでした。実際、多くの地域では船のスクリューにからまる厄介者として扱われていて、食べずに捨てられていたのです。
しかし近年の健康志向の高まりにともない、食物繊維が豊富なアカモクに注目が集まり、最近ではスーパーなどでも販売されるようになっています。
ただし、食物繊維が豊富すぎるゆえ、食べすぎると消化不良を起こす可能性があるので、食べすぎには注意しましょう。
アカモクは、冬場に成長して暖かくなると切れて藻屑(モクズ)となって漂うため、赤く見えるモク(藻屑)ということで、アカモクと名づけられたといわれています。
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