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旬の食材は食べて美味しいだけではなく、栄養もたっぷり。本コーナーでは魚や野菜、果物など旬食材の魅力をご紹介します。
さて、今回のテーマとなる食材は?

文/おと週Web編集部、画像/写真AC

■トゲトゲ

正解:ツノニガウリ

難易度:★★★★★

苦みはありません

ツノニガウリはウリ科キュウリ属の植物で、果皮にはトゲのような突起があり、熟すと鮮やかな黄色からオレンジ色になります。

日本では「キワノ」という名前で流通していることもありますが、これはニュージーランドの企業の持つ商標で、正式名称は「ツノニガウリ」や「ツノメロン」です。

アフリカ南部の乾燥地帯が原産で、アメリカ(とくにカリフォルニア)やニュージーランド、オーストラリアなど世界各地で栽培されています。日本でも一部地域で栽培されています。

市販されているものの多くは輸入品ですが、近年では国産品も夏から秋にかけて出回るようになってきました。

日本ではまだなじみの薄い果物ですが、最近ではスーパーや通販サイトで見かける機会が増えてきました。ただし、価格は1個あたり500円〜1000円程度と、やや高めです。

果肉は鮮やかな緑色のゼリー状で、内部には白くて硬めの種がびっしりと詰まっています。

食感はプルンとしていて、ブドウの果肉のような食感です。クセのない味わいで、ほんのりとした酸味とみずみずしさが広がります。完熟した果実には、やさしい甘みも感じられて、後味はすっきり爽やかです。

種は白くて硬めですが、毒性はなく食べても問題ありません。ただし気になる場合は取り除くのがおすすめです。

ライムの酸味、キュウリのような爽やかさ、バナナのやさしい甘みが混ざったような風味ともいわれており、初めて食べると少し不思議な印象を受けるかもしれません。

ちなみに、ニガウリと呼ばれますが、実際には苦味はありません。ウリ科キュウリ属でニガウリの近縁種であることと、果皮にトゲがあり見た目がニガウリに似ているため、名づけられたといわれています。

縦半分に切ってスプーンですくって食べるのが定番です。そのままでは味が薄いと感じる場合は、はちみつや砂糖をかけると食べやすくなります。

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美味しいツノニガウリの見分け方
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『おとなの週末』Web編集部
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