材料の高騰やスタッフの高齢化などのため閉店する店も少なくない。しかし王道だけでなく席を設けながらも志は立ち食い、さらにはアイデアで勝負といった新店も登場している。まずは、心と胃に希望を与えてくれるそんな新店から紹介します。今日はいつもの店をやめて、こちらのお店で一杯はいかがですか?
日本の蕎麦+ミャンマーの味=新たな美味!『そば・うどん 芽衣や』@小岩
2025年12月にオープンし、早くも立ち食いマニアに注目のお店。
メニューを見ると「ミャンマー風揚げ豆腐」なる耳慣れぬトッピングが。それもそのはず、この『芽衣や』、都内の立ち食い蕎麦店で研鑽を積んだミャンマー出身の店長が立ち上げたお店なのだ。
ミャンマー風揚げ豆腐そば550円(そば400円+ミャンマー風揚げ豆腐150円)

その「ミャンマー風揚げ豆腐」、日本の揚げ豆腐と似てはいるが、独特のホロッとした食感で、隠し包丁から染みた甘じょっぱい蕎麦ダシと不思議なほどマッチする。
「小海老かき揚げ」(200円)も実はミャンマー風。大量の川エビを薄衣で揚げたサクサクカリカリが絶好調な逸品だ。
もちろん一般的な天ぷらも豊富。一番人気は「イカゲソ」で、特大(!)もあり。蕎麦は普通と太麺から選べる心憎さだ。
オーナー:メイさん「テイクアウトはダシを別容器でもOK」
[店名]『そば・うどん 芽衣や』
[住所]東京都江戸川区南小岩8-14-7第2杉浦ビルディング1階
[電話]03-5889-9545
[営業時間]6時~23時(金・土は~翌1時、日:~22時)
[休日]無休
[交通]JR総武線小岩駅ショッピングセンター口から徒歩1分
見た目のかわいさ以上に大満足の実力派!『たぬきは飲み物。』@東池袋
たぬきの器の”映え”に目が行きがちだが、どうして蕎麦も刮目ものなのだ。
まずは麺。ワシワシと噛み応えある自家製の太麺は噛むほどに旨い。それに絡むツユには自家製ラー油が少々垂らされており、そしてわさびも溶き絡めれば……どれかが突出することなく見事に調和した味わい。
たぬきそば(M)890円+肉盛300円
そこに天かすがコクと甘みを。うずらの卵が辛みと香りと色合いを。そしてナルトが見目を加え、さらなる美味の重なりを楽しませてくれる。素直に旨い。
Mサイズで茹で上がり400g、LLともなれば600g!と迫力のボリュームもうれしい。と聞くと男性客でごった返す印象だが、意外に女性のひとり客も多いのだという。
「旨い」を求めた自由な発想から生まれた一杯が、立ち食い蕎麦界に新しい風をもたらしそうだ。
店長:石垣択巳さん「月替わりメニューも用意してます」
[店名]『たぬきは飲み物。』
[住所]東京都豊島区東池袋1-23-12
[電話]非公開
[営業時間]11時~15時45分、17時半~20時45分
[休日]無休
[交通]地下鉄有楽町線東池袋駅1番出口から徒歩5分
※価格はすべて2026年3月31日現在のものになります
地域に愛される味を目指して『立ち食い蕎麦 TGS622』@新高島平
麺こそ茹でと冷凍を使用するが、ツユはカツオ節専門店のもの。卵は「真っ赤卵」、野菜の一部も茨城などからこだわって仕入れたものを使用する。ひと口啜れば、定番の味わいの中に”むむこれは!”と唸る味があるのだ。
なかでも鴨肉の燻製を使った「あえそば」は、まずはその鴨をアテに酒を楽しむ。ほろ酔ったところで麺・ツユ・卵をかき混ぜて頬張れば、どこかカルボナーラを思わせるおいしさ。
あえそば550円
2025年8月の開店ながら、早朝は近隣で働く方、昼は住民、夜は仕事帰りの方たちが足を運び、地域の憩いの食堂として愛され始めている。
店長:矢口英治さん「朝5時から元気に営業してます!」
[店名]『立ち食い蕎麦 TGS622』
[住所]東京都板橋区高島平6-2-2
[電話]03-6904-1571
[営業時間]5時~20時
[休日]日・祝
[交通]都営三田線新高島平駅から徒歩1分


































