Italian Oyo【銀座】
当面は定番で提供する予定。昼はサラダと自家製フォカッチャ付き、夜は単品1080円。ランチのパスタは2種から選べて限定20食
カウンター9席だけの店をひとりで切り盛りするのは、オーナーシェフの及部さんだ。世界パスタチャンピオンとして有名なマルコ・パオロ・モリナーリ氏の弟子でもある実力派で、マルコ氏が初めて彼に教えてくれたのがこのカニのパスタ。カニの殻で半日かけて取ったダシと爽やかなトマトソースが織り成す味。弾力があるタリオリーニとも相性抜群だ。 実はネット上で資金を集めるクラウドファンディングで開業資金の一部を得たのだそう。カウンターだけにしたのは「お客さんと味の好みや感想など会話しながら料理がしたい」との思いから。夜は気軽なアラカルトからコースまで楽しめる。
ひと皿にワタリガニがまるごと1杯分! しかも使うのは自家製の手打ち麺。そんな贅沢パスタが昼はサラダ&フォカッチャ付きで1080円という、貴重なイタリアンが昨年末に銀座で誕生した。[交]都営浅草線宝町駅A1出口から徒歩1分 ※ランチタイム有
TRATTORIA COLLE【日本橋】
前菜の「山形豚の自家製燻製ハム」から始まり、選べるパスタ、日替わりのデザート、自家製パンのランチコース。写真は定番の「生ウニのクリームソーススパゲッティ」。パスタはほかに週替わりで用意。週末も同じ値段で、行列ができることも
前菜からパスタ、デザートまで、どれを味わっても間違いない感動的な美味しさ。そんな素晴らしいコストパフォーマンスのランチに、心の底から満足できるだろう。5種から選べるパスタの中でも、定番人気は「生ウニのクリームソース」。うっとりするほど濃厚な味はあえてソース作りにウニを使わず、アンチョビなどで独特の風味を演出。麺と絡める時に初めて、生ウニをたっぷり加える。そうすることで食材をストレートに楽しめるよう計算されているのだ。
毎朝築地で仕入れる旬の魚介や吟味した黒毛和牛の炭火焼きなど、そのものの味を生かした夜のメニューにも心惹かれる。パスタは手打ちも用意。一つひとつ麺棒でのばす生地のモチモチ感は格別だ。
「トラットリア・コッレ」のシェフ柿沼さんは「イタリア料理は食材ありき」の考えのもと、現地のみならず日本の四季の素材を大切にしているのもこだわり。[交]都営新宿線浜町駅A1出口から徒歩1分 ※ランチタイム有
DA OLMO【神谷町】
写真のパスタは瞬間燻製にした鰆を使った「フェデリーニ 鮮魚の燻製と蕪の花芽」(手前右)と牛肉と馬肉の煮込みをソースにした「カヴァタッピ 牛肉、馬肉と人参の煮込み」。サラダ、自家製パン、コーヒー付き
週替わりの2種類は、魚や肉の素材違いで変化を付けたり、トマトベースやオイル系などソースの種類で味を変えたり。季節感あふれる食材のチョイスも抜群で、調理のセンスの良さに根強いファンがいるのも納得だ。サラダ、パン、カフェ付きの基本セットに、プラス料金でデザートや前菜を追加して自分好みのコース仕立てにするのもいいかもしれない。
夜はシェフの北村さんが修業した北イタリアの郷土料理を基本に、選び抜いた国産の野菜や肉を使ったメニューが並ぶ。
ランチのパスタと言えども、2種盛りで違う味を堪能したいという欲張りな人はぜひ「ダ オルモ」を訪れてほしい。季節によってアナグマなど珍しい食材が登場することもあるので、昼夜ともに注目したい1軒だ。[交]地下鉄日比谷線神谷町駅2番出口から徒歩2分 ※ランチタイム有
Ristorante HiRo CENTRO【丸の内】
パスタは3種から選べる。写真は「コンフィにしたマグロのカマのスパゲッティ〝プッタネスカ〟ハーブの香りを添えて」。オリーブなどを加えたトマトソースの酸味がオイル煮にしたマグロのカマに合う。これに自家製パン、デザート、カフェが付く
ランチのパスタも厳選された肉や魚を使い、見た目や味だけでなく、香草などを上手に利用することで香りを大事にして調理しているという。デザートやカフェまで、最高のサービスで供してくれるのもうれしい。 ライブ感があふれる広々としたオープンキッチンも魅力だが、忘れてはならないのは目の前に広がる35階からの絶景だ。ため息が漏れるほど美しい東京の街並みと共に、一流シェフの味を堪能できるのだから、これはもう訪れない手はない。
夜はコース1万円以上する高級店のパスタの味を、平日ランチならお手頃価格で楽しめる。〝ジャパニーズイタリアン〟を掲げるこの店のメニューは、日本の暦や旬、話題の食材に合わせて数週間ごとに変わるのが特徴。
ANTICA TRATTORIA Ciuri Ciuri【外苑前】
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サラダ、パン、カフェが付く。パスタは日替わり3種から選べ、写真は「小エビとピスタチオのトマトソース」。トマトソースにクラッシュした香ばしい風味のピスタチオが合う
店を任されているのは、シチリアやボローニャなど10数軒のレストランで延べ7年も修業した髙橋シェフ。本場で腕を磨いた確かな味は、随所に郷土色が感じられる。 ランチの日替わりパスタは肉、魚介、野菜系と3種から選択。ある日の魚介系は小エビのトマトソースに食感と風味のアクセントとしてピスタチオをトッピングするなど、個性豊かなマッチングに思わずハッとさせられる。パスタの形も、らせん状の「ブッコリ」などさまざまで、ソースとの絶妙な組み合わせは誰もが魅了される味わいだ。
シチリア料理の名店『ドンチッチョ』の姉妹店として2013年にオープンした「シュリ シュリ 」。こちらはよりカジュアルな雰囲気で、パスタが評判のランチがあるのも魅力のひとつだ。[交]地下鉄銀座線外苑前駅1b出口から徒歩3分 ※ランチタイム有
ristorante della collina【恵比寿】
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写真のパスタは日替わりの「ズワイガニとアスパラガス、フレッシュトマトソース スパゲッティーニ」。アサリなどの魚介やニンニク、香草から取ったダシを使ったトマトソースは奥深い味。旨みが強い本ズワイガニもたっぷり入る。フレッシュなアスパラガスの食感もいい。「小さな季節の野菜サラダ」と自家製パン、カフェが付く
緑に囲まれた階段を上がってドアを開ければ、モダンナチュラルの落ち着いたインテリア。この空間でいただく平日限定のパスタランチが、味、値段、接客ともに実にいい。種類は日替わりで、仕入れによって本ズワイガニなど高級食材も。ランチでも妥協しない品質の良さと、手間暇かけたソースの味は期待を裏切らない美味しさだ。ちょっぴり贅沢に楽しむなら、プラス500円でスペシャリテの生ウニのトマトクリームを。5月頃までは根室産を使った上質な味を満喫できる。
「リストランテ デッラ コリーナ」は恵比寿駅の雑踏から少し離れた場所にある。緑に囲まれた階段を上がってドアを開ければ、モダンナチュラルの落ち着いたインテリア。[交]地下鉄日比谷線恵比寿駅5番出口から徒歩5分、JR恵比寿駅西口から徒歩7分 ※ランチタイム有
Ristoria Girasole【恵比寿】
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写真は取材時のメニュー。バジルの風味豊かな「ごろごろ海老のラザーニャ・アル・ジェノヴェーゼ」と「国産若鶏のレバーと国産筍のアーリオ・オーリオ」を二人でシェア
リストリア ジラソーレは恵比寿にオープンした注目店。昼のパスタランチは野菜たっぷりの本格サラダとパンが付いて980円というお得感だ。 4種類から選べるパスタは、旬や仕入れにより定期的に味が変わる。定番として変わらずメニューにあるのは「ラザーニャ」。今の時季はベシャメルソースを使っており、生地も軟らかく仕上げた軽やかな味わい。ミートソース味の時もある。夜は自家製の手打ちパスタを7~10種類ほど揃えている。
リストリア ジラソーレは恵比寿にオープンした注目店。昼のパスタランチは野菜たっぷりの本格サラダとパンが付いて980円というお得感だ。
Roccia D,oro / ロッチャドォーロ【神楽坂】
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写真は日替わりの「自家製ベーコンと新玉ねぎのオイルパスタ」。玉ねぎの甘みが美味。これに本日のスープ、自家製パン、カフェが付く
ロッチャドォーロ神楽坂のシェフの出身地・島根県の食材をふんだんに使用したイタリアン。漁師であるシェフの実家や地元の漁港から直送する鮮魚や炭火焼き、手打ちパスタが自慢だ。昼は平日限定パスタランチが1000円〜、日替わりと、数か月ごとに変わる定番から選べる。ほかに、パスタの選択肢が増えて前菜やドルチェが付くランチコース(1836円)もおすすめ。白イカなどを使ったスペシャリテの冷製パスタは夜のアラカルトやコースでぜひ。
ロッチャドォーロ神楽坂のシェフの出身地・島根県の食材をふんだんに使用したイタリアン。漁師であるシェフの実家や地元の漁港から直送する鮮魚や炭火焼き、手打ちパスタが自慢だ。※ランチタイム有
2016年6月号発売時点の情報です。
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