炭のセットの仕方
BBQの一番のポイントが火力調整。炭火さえうまく扱えればカンタンだ。
写真のように、炭の量でエリア分けをして「強火」「弱火」「保温」ゾーンを作る。こうしておけば、焼いている途中で食材を適温の場所に移動させられるので、焼きすぎや真っ黒焦げを防止できる。
また、炭が「おき火」になるのを待ってから食材を焼き始めること(写真①のような状態)。炭にまだ黒い部分が残っている状態(写真②)はNG。
焼き網は食材を置いたときに「ジュッ」となるまでしっかりと温めること。
まずはこれでしょ!シンプル焼きレシピ
食材別の焼き方をマスターしておこう。焼く順番は野菜から、タレ付き肉は最後に。
【レシピ 01】牛肉(厚切りステーキ)
赤身本来の風味と濃厚な旨みを堪能!
① 牛肉を常温に戻す。焼く直前に肉の両面に、塩、コショウをふる。
② ①を網の強火ゾーンで焼き、肉の表面ががふっくらとし始めたら、表面に肉汁が浮いてくる前に裏返す。既に7割程度の火が入っているため、残りの3割を焼き上げるイメージで。(裏返すのはこの1回だけ!)
③ ②を網からおろし、アルミホイルの上にのせてしっかりと包み、5分以上休ませたら完成。適当な大きさにカットして頂く。
(焼きあがったら、アルミホイルで包み、肉を休ませることで旨みが閉じ込められる。)
※スライスされた薄切りの肉の場合は、②で完成。
▲【ポイント】塩、コショウを振るのは約直前でOK。塩をふって放置すると肉汁が出て旨味が逃げてしまう。
▲【ポイント】焼きあがったら、アルミホイルで包み、肉を休ませることで旨みが閉じ込められる。
【レシピ 02】豚肉(スペアリブ)
焦げ目が香ばしくコク旨の味わいにハマる
(下準備)
2~3か所に切り込みを入れた豚スペアリブ(8本)とA(市販の焼肉のタレ1/2カップ、ハチミツ大さじ1、潰しニンニク1片、潰ししょうが1片)をチャック付きビニール袋に入れて30分以上置く。
① スペアリブを網の強火ゾーンに置いて焼く。
② 全面にこんがりと焼き色がついてきたら弱火ゾーンへ移動させて、転がしながらじっくりと焼いたら完成。
▲【ポイント】下準備に少々手間がかかるが、BBQで豚肉を焼くならタレ付きのスペアリブが断然オススメ。ワイルドにかぶりつこう!
【レシピ 03】鶏肉
外はパリッ、中はしっとりジューシー!
① 鶏肉は余分な皮を切り落とし、厚みのある部分に包丁で切り込みを入れて開き、できるだけ厚みを均一にする。
③ 弱火ゾーンに移動させてじっくりと焼いたら完成。② ①に塩、コショウをふり、皮目から強火ゾーンで焼く。こんがりと焼き色がついたら裏返し、同様に焼き色がつくまで焼く。
▲【ポイント】切り込みを入れて厚みを均一にすることで焼きムラを防げる。