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吉祥寺でパンを食べて、ゾウのはな子を思い出す、の件

5月26日は、ゾウのはな子の命日である。
はな子の身の上話は、けっこう悲しいのでここには書かないけど、まあ各自ググってください。
井の頭自然文化園に行くと、はな子はいつも壁に向かって同じ場所で足踏みをしていて、常にお尻を眺める状態。しかし、それはそれで「いつものはな子だな」と思っていたのが吉祥寺地元民かもしれない。
吉祥寺在住の大島弓子さんのエッセイマンガに、はな子が擬人化されて登場しているんだけど、セーラー服姿におさげ髪のぽっちゃり女子が、背を向けている。
そんな絵柄……。
でも、はな子のイメージって、まさにこれだよね、と思う。
2017年の5月に、吉祥寺駅前にはな子の立派な銅像が立ったけど、南口のパークロードから丸井に抜ける道には、はな子のモニュメントが道路に埋め込んであって、そっちのはな子のほうがカワいいよ。
みんな、あんまり気づいてないけど(笑)。

イラスト/スタジヲワンツー

地元民に愛されていたはな子だけど、吉祥寺には各種の「はな子パン」があるんですよ。
はな子愛なのか、ビジネスなのかは知らないが……(苦笑)。
ちなみに、なぜか、どのパン屋さんも足並みをそろえてクリームパン。
なんでだろ?
そして、はな子の好物だったりんごを使っている店が多いです。

吉祥寺の『3大はな子パン』は、こんな感じ……(たぶん)。

まず、連載39回でも取りあげた、コッペパン&メロンパンが人気の『Bパン』。
ここのはな子パンは、りんご入りのクリームパンだ。
ちなみに、はな子の顔バージョンと全身バージョンの2種類あります(もしかしたら現状、どっちかに片方なっているかも)。
ただ、店頭にあるときとないときがあるので、お買い求めの際は注意が必要。
でも、5月にはきっと店頭にあると思う。
顔ver.も全身ver.も全体に丸っこくてカワいいルックス。
私は、顔バージョンが好きだ。
この、はな子パンの売り上げの一部は、はな子の銅像資金に寄付されていたのも、吉祥寺地元民の間ではけっこう話題になっていたかな。

そして吉祥寺東急デパートの地下にあるチェーン店のパン屋『A』。
童話作家の名前のあそこね。
ここには、吉祥寺限定で、はな子クリームパンがあるよ。
こっちは全身のはな子モチーフ。
ピンクのリボンがついていて、ルックス的にはオシャレ感のある仕上がり。
ただ、個人的にクリームをもっと投入して欲しい気がするが……。
甘さ控えめで美味しいけど。
大人テイストかもね。
さらにキラリナ内のパン屋『L』のはな子パン。
ここのは見た目のインパクトがスゴイ。
顔面はな子モチーフで、両耳に大き目のりんごがあしらってあって、中身のクリームもてんこ盛り。
甘くて美味しいので、子どもが喜びそう。
ちなみに子どもが粘土細工で作ったかのような、いい感じの仕上がり(笑)。

あとは、三鷹駅の駅構内アトレ ヴィにある『M』。
この小さいクロワッサンの量り売りのチェーン店には「はな子の大好物」という、限定クロワッサンがあるよ。
こちらはりんご入りのミニクロワッサン。
吉祥寺アトレにも『M』があるけど、三鷹駅限定なので、はな子ファンは吉祥寺から1駅電車に乗って、ゲットして。
サクサク食感で美味しいです。
100gで4~5個くらいのボリュームだよ。
はな子の命日に、おっさん女子はどれを食べるのか? というと……。
それは、考え中と言っておこう(笑)。

天野七月/あまのななつき
ライター&ときどきエディター。吉祥寺在住、ざっくり30年くらい。基本おっさん女子、たま~に乙女マインド。いつも吉祥寺をふらふらしています。ちなみに無芸大食。

※写真や情報は当時の内容ですので、最新の情報とは異なる可能性があります。必ず事前にご確認の上ご利用ください。

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おとなの週末Web編集部
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