地元の旨いものは地元の酒と合う!しかもやっぱり夏はビールでしょ!ということで、地元メシ×地元ビールを巡る旅に出ました。思いつくまま訪れたのは、北海道、函館である。北海道、函館でおすすめの地元ビールが楽しめる3店を紹介!
画像ギャラリー南北海道の自然の中でビールが体にしみるぜ!
旅にはビールがよく似合う。
たとえば車窓を流れる景色を見ながら缶ビールをプシッと開ける。
旅のワクワク感を感じながらまずはゴクリ。
朝からビールでも罪悪感などなく、体にシミて爽やか。
あるいはこの季節、キラキラした陽射しの中で旨い空気を吸いながら、クリアーな一杯をすーっと体に流し込む。
く~っ、いいじゃないか!
そうだ!
旅に行こう。
思いつくまま訪れたのは、北海道、函館である。
目的は美味しい地ビールに出合うこと。
それを地元の空気感満載の中で味わう。
もちろん、そこは北海道。旨いメシにも事欠かないはずだ。
朝イチの便で空港に降り立ち、函館駅に移動したら、まずは大沼を目指そう。
玄関口の大沼公園駅までは、JR函館本線・特急「北斗」「スーパー北斗」で約20分、普通列車なら約50分。
函館からちょっと足を伸ばすにもちょうどいい距離感だ。
大沼は、駒ケ岳を中心にその噴火でできたという大沼、小沼、蓴菜沼などがあり、一帯は国定公園になっている。
散策コースも多々。
南北海道らしい四季の自然や風景を体感することができる。
そして旅の目的のひとつ、『大沼ビール』という評判の地ビールがここにはあるのだ。
さて、湖畔をめぐる散策路をひと歩き、ほどよく体を動かしたあとでランチに向かったのは、
『大沼鶴雅オーベルジュEPUY』だ。
大沼鶴雅オーベルジュEPUY(最寄駅:大沼公園駅)
地産食材のピュアでナチュラルな味わい!
広大なガーデンに囲まれた気持ちいい空間。
今回はこちらでハーフブッフェ・ランチ。
ここでは「大沼50マイルスローフード」と言って、大沼を中心に半径約80㎞圏内の食材が厳選して使われている。
ブッフェには地産の新鮮な野菜や穀類から仕立てられた色とりどりの皿や併設の工房で焼き上げたパンなどが並ぶ。
メインプレートは4種から選択可。
メインに選んだのは「魚介のマルセイユ 鉄鍋仕立て」。
地の魚介が贅沢に盛られたひと皿は、そこから出たスープがなんとも複雑で深い!
そして『大沼ビール』だ。
山麓からの天然水を使い、酵母が生きたビールがイキイキ。
3種類ある中でアルトとIPAを選ぶ。
赤銅色が美しいアルトは澄んだ深い味わい。
軽い苦味を感じさせながら柑橘のようなフルーティさも感じさせるIPAもいい。
味わいはそれぞれながら、喉をすーっと抜けていくクリアな感覚と深みのある風味が、ナチュラルでエッジの立ったこちらの料理とベリーマッチ!
もう少し“郷土食”寄りの地元メシと大沼ビールを合わせたいという人には、『源五郎』を紹介しよう。
源五郎(最寄駅:大沼公園駅)
大沼牛にわかさぎ地のものを肴に一杯
▲大沼牛陶板焼き 1300円
大沼ビール<ケルシュ> 780円(各種とも)
ここでぜひ楽しみたいもののひとつが大沼牛の陶板焼き。
野菜と一緒に陶板でじっくりと火を通す。
赤身のほどよい噛み応えと旨み、脂身にじんわり甘みを感じたところに、大沼ビール、今度はケルシュを流し込む。
こちらは淡色麦芽を使用したライトなタイプ。
くー、きめ細やかな喉越しもまた合うではないか!
地元で採れるじゅんさいの酢の物とわかさぎの筏焼も追加。
地元のおばあちゃんが生きたまま串に刺して乾燥させるという、わかさぎ筏のルックスに悩殺されつつ、すかさずビール。
アルトも合うなあ。
ちなみにここではお土産に、大沼牛の牛めし弁当もある。
これをゲットとして車中での駅弁タイムを楽しむのというのも一興だ。
函館で飲み比べ 北海道の実力を知る
函館に戻ったら、ぜひ足を向けたいのが『はこだてビール』だ。
はこだてビール(最寄駅:函館駅・市電魚市場通駅)
鮮度抜群のビールをワイワイ北海道らしく
▲イカ入りキタアカリのコロッケ 486円、
社長のよく食べるジンギスカン 1080円、
いろんなタイプのボイルドソーセージ 1080円、
おためしセットビール3種類 1080円
ここは、赤レンガ倉庫群連なるベイエリアにある醸造所&レストランで、ブルワリーのタンクを目の前に、ライブ感覚で地ビールを楽しめる。
基本の4種はタイプで言うと、ヴァイツェン、アルト、エール、ケルシュ。
それぞれに個性があるが、いずれも芳醇で奥行きのある味わい。
その秘密は、函館山の麓の地下水のミネラルの含有量が醸造に最適で、それを毎朝汲み上げ100%使っているからだとか。
早速飲み比べが出来る「お試しセット4種類」を頼んで飲み比べてみることにしよう。
メニューには函館の海の幸や地元北海道の食材を活かした、ビールにジャストな料理が並ぶ。
「イカ入りキタアカリのコロッケ」や「社長のよく食べるジンギスカン」、「インカのめざめチーズオーブン焼き」など、表情豊かな各ビールの味わいとの掛け合わせがまた愉快。
ああ、もう帰りたくないなあ。
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