明治21年に上野に誕生し、喫茶店の原点と言われた「可否茶館」。そこには書棚やビリヤード台が備えられていたという。
画像ギャラリー胡桃堂喫茶店(最寄駅:国分寺駅)
コーヒーと共に豊かで文化的なひとときを提供したいという店主の思いからだ。「私達も同じ気持ちでやっています」。そう話してくれたのは店長の吉間久雄さん。使う豆は札幌の「菊地珈琲」のもの。浅・中・深煎りの3種類が揃うが、いずれもダブル焙煎がなされている。ダブル焙煎とは、焙煎の途中で一度釜揚げし、冷ましてから再び焙煎する方法。豆が持つ香りや風味を充分に引き出せるのだという。確かに、頂いた「浅煎り珈琲」は酸味にも奥行きがあって、味わい深い。きび砂糖を少し加えれば、フルーティさも感じられた。「酸味と甘みは相性がいいんです。 シベリアやタルトともぜひ」と吉間さん。 読書する人の姿が目立つ店内。 実はここは「胡桃堂書店」でもあるのだ。古書から新刊まで、絵本、小説、写真集など、本棚には元書店員のスタッフらが選んだ約1000冊が収められている。席で自由に読み、 購入のも可能だ。
浅煎り珈琲、胡桃堂のおやき
680円、2種 600円(単品 350円 )
深煎りアイス珈琲
680円
ホットカフェオレ、胡桃堂のシベリア
750円、500円
お店からの一言
「300円引きでおかわりもできます」
胡桃堂喫茶店の店舗情報
[住所]東京都国分寺市本町2-17-3 [TEL]042-401-0433 [営業時間]日・月11時~18時、火・水・金・土11時~21時 ※ランチタイム有 [休日]木 [席]カウンターあり、全47席/全席禁煙/平日のみ予約可/カード不可 [交通アクセス]JR中央線国分寺駅北口から徒歩6分 ※テイクアウト可
2018年7月号発売時点の情報です。
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