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労働者の町・萩之茶屋で、女手一つで切り盛り。 朝8時営業で、最近は外国人観光客が少しずつ増えているというのが、今回紹介する大衆酒場「あーる&あーる」。 外国人の方々が絶賛する「トンテキ」は、刻みニンニクたっぷりの料理だ。

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美人ママが奏でる料理はどれも俊逸! ドテ焼きからトンテキ、ぬか漬けまで何を食しても大満足!

労働者の町、萩之茶屋で女手一つで切り盛り。
大衆酒場「あーる&あーる」の岩出玲子さん(44)は長年飲食店を運営してきた。
最初は東大阪の布施で9年。その後に西成に進出。
この店は2年半が過ぎてもうすぐ3年となる。
朝8時営業で、最近は外国人観光客が少しずつ増えているとか。
「うちに来た理由? 何を見たかわからへんねん。
でも、写真を見せて必ず注文するのが『トンテキ』なんですよ」
外国人の方々が絶賛する「トンテキ」(500円)は、刻みニンニクたっぷりの料理だ。

それに黒胡椒を合わせて、食べるごとに風味が広がる。
そもそも胡椒は食欲を増幅させる調味料で、食べるほどに加速度的にがっついていく。
なるほど……欧米の人たちが絶賛するのも頷ける。
トンテキの多くは焼かれたニンニクが添えられるか、スライスされたニンニクが付いてくる。
刻んだパターンは初めて。
これがまた、良く合うのだ。
もちろん、ここを訪れたからには、名物の「ドテ焼き」(1本220円)も注文した。

西成はホルモン料理が人気で、こちらも多くの人が注文する。
濃い目の味噌に一味をプラス。

味が引き締まって、甘味を辛味で際立たせる。
さらに、さらに!
この店で、ぜひ食べてほしい料理がある。
それが「ぬか漬け」(320円・写真は2人前)だ。

「お客さんから聞かれるけど、特別なことしてへんで。
たまにビールを入れるぐらいで。今のぬかは5年ぐらい」
とにかく風味が素晴らしいのだ。
もちろん、味も俊逸。
白菜は3日。
ほかは4日ほど漬けたという。
「残ったら持ち帰る人も多いねん」というほど、この漬物が好きすぎた。
普通の漬物と侮るなかれ。
田舎育ちほどわかる、この漬物の味わい。
あ~、写真を見てるだけで、また食べたなったわっ!

大衆酒場 あーる&あーる
[住所]大阪市西成区花園北2-13-3
[TEL]090-9884-8228
[営業時間]8:00~20:00
[定休日]水曜

加藤 慶(かとうけい)
大阪在住のライター兼カメラマン。週刊誌のスクープを狙う合間に関西圏の旨いモンを足で稼いで探す雑食系。

※写真や情報は当時の内容ですので、最新の情報とは異なる可能性があります。必ず事前にご確認の上ご利用ください。

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