自家焙煎のコーヒーに癒やされる東京蔵前の人気店
東京・蔵前で人気の『SOL’S COFFEE(ソルズコーヒー)』。「毎日飲んでも身体にやさしいコーヒー」をコンセプトに、自家焙煎のスペシャリティコーヒーを提供するコーヒー専門店だ。
新鮮な最良の生豆を使い、焙煎の前後に必ず2回、ひと粒一粒質の悪い豆や煎りムラになった豆を取り除く「ハンドピック」を行う。そして、飲みやすさとフレーバーのピークが重なる一点を見極めた、「からだにやさしい焙煎を施したコーヒー」は、クリアでおだやかなまろやかさが魅力だ。
コーヒーの味だけではない。「日常の小さな幸せを見つける」きっかけづくりを、コーヒーを通してお手伝いしたい、というオーナーの荒井利枝子さんの想いがこもったあたたかな空間も魅力。
遠方から足を運ぶコーヒーファンも、地元のおじちゃんやおばちゃんも、ゆっくりと美味しいコーヒーを楽しむ。初対面のお客さん同士も仲良くなれるアットホームなカフェは、「蔵前のオアシス」だ。
店名の「SOL」は、「セレンディピティ・オブ・ライフ」の略称。セレンディピティとは、「偶然に思いがけない幸運な発見をする」という意味だ。そんな「幸せ」がふわっと、コーヒーの湯気の向こうに見えてくるようなソルズコーヒー。
ところがひょんなことから「SOL」が「サバ・オブ・ライフ」の意味も兼ねそなえることになってしまった。
2019年、「鯖街道」の宿場町として知られる福井県若狭町「熊川宿」に、『SOL’S COFFEE LABORATORY(ソルズコーヒーラボラトリー)』をオープン。
ひょんなご縁から熊川宿の風景、そして若狭町の豊かな自然環境にほれ込んだ、荒井さん。スタッフたちと築130年の土蔵を改築。名水百選にも選ばれた「瓜割の滝」の原水で、ていねいに炒れたコーヒーを味わいにくる観光客や地元常連客でにぎわう、新たな「熊川宿」のオアシスとなっている。
鯖街道のお膝元なのだから、何かサバメニューを、と開発されたのが「サバのキッシュ」。地元・福井缶詰のサバ缶、かみなか農楽舎の小松菜を使用。サバの旨みとシャキッと感が残る小松菜、卵が見事なバランスのとろける美味しさで、またたく間に店の看板メニューになった。
そんなソルズコーヒーが、なんと今度はとんでもない場所に「オアシス」を作ってしまった。