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日本全国津々浦々、さまざまなサバグルメに出合ってきたサバジェンヌ。今回は東京スカイツリーでの遭遇をリポート。飲食店に雑貨となんでもこざれな「東京ソラマチ」にオープンした蔵前の人気コーヒー店によるサバサンドです。

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自家焙煎のコーヒーに癒やされる東京蔵前の人気店

東京・蔵前で人気の『SOL’S COFFEE(ソルズコーヒー)』。「毎日飲んでも身体にやさしいコーヒー」をコンセプトに、自家焙煎のスペシャリティコーヒーを提供するコーヒー専門店だ。

新鮮な最良の生豆を使い、焙煎の前後に必ず2回、ひと粒一粒質の悪い豆や煎りムラになった豆を取り除く「ハンドピック」を行う。そして、飲みやすさとフレーバーのピークが重なる一点を見極めた、「からだにやさしい焙煎を施したコーヒー」は、クリアでおだやかなまろやかさが魅力だ。

都営浅草線蔵前駅から徒歩2分に位置する『SOL’S COFFEE』。
絶品のコーヒーを、アットホームな空間でいただける居心地のいい「コーヒー屋さん」だ

コーヒーの味だけではない。「日常の小さな幸せを見つける」きっかけづくりを、コーヒーを通してお手伝いしたい、というオーナーの荒井利枝子さんの想いがこもったあたたかな空間も魅力。

荒井利枝子さん
荒井利枝子さん。友人の父が焙煎したコーヒーの美味しさに感動して、コーヒーの道へ。
2010年に新小岩で『ソルズカフェ』を立ち上げた。コーヒーへの想いはひとしお。でもその想いは「だれもが幸せになるコーヒー」。圧がない

遠方から足を運ぶコーヒーファンも、地元のおじちゃんやおばちゃんも、ゆっくりと美味しいコーヒーを楽しむ。初対面のお客さん同士も仲良くなれるアットホームなカフェは、「蔵前のオアシス」だ。

店名の「SOL」は、「セレンディピティ・オブ・ライフ」の略称。セレンディピティとは、「偶然に思いがけない幸運な発見をする」という意味だ。そんな「幸せ」がふわっと、コーヒーの湯気の向こうに見えてくるようなソルズコーヒー。

ところがひょんなことから「SOL」が「サバ・オブ・ライフ」の意味も兼ねそなえることになってしまった。

2019年、「鯖街道」の宿場町として知られる福井県若狭町「熊川宿」に、『SOL’S COFFEE LABORATORY(ソルズコーヒーラボラトリー)』をオープン。

ひょんなご縁から熊川宿の風景、そして若狭町の豊かな自然環境にほれ込んだ、荒井さん。スタッフたちと築130年の土蔵を改築。名水百選にも選ばれた「瓜割の滝」の原水で、ていねいに炒れたコーヒーを味わいにくる観光客や地元常連客でにぎわう、新たな「熊川宿」のオアシスとなっている。

熊川宿のソルズコーヒーラボラトリー
熊川宿の『SOL’S COFFEE LABORATORY』。築130年の土蔵を改築したお店

鯖街道のお膝元なのだから、何かサバメニューを、と開発されたのが「サバのキッシュ」。地元・福井缶詰のサバ缶、かみなか農楽舎の小松菜を使用。サバの旨みとシャキッと感が残る小松菜、卵が見事なバランスのとろける美味しさで、またたく間に店の看板メニューになった。

そんなソルズコーヒーが、なんと今度はとんでもない場所に「オアシス」を作ってしまった。

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新たな“オアシス”に選ばれたのは東京スカイツリー!...
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この記事のライター

池田 陽子
池田 陽子

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