竹むら@淡路町
86年変わらぬ味を気軽に楽しめる
昭和5年創業。昔から変わらない作り方で小豆を炊き、保存料なども一切使わない。
厚いこし餡の下には、もっちりとした蒸したての粟が。もち粟のつぶつぶとした食感と香ばしい風味に、ぽってりとした餡の甘さが絶妙に合う。
濃厚なのに餡はくどくなく、甘味疲れをしない上品さを残した味だ。
[住所] 東京都千代田区神田須田町1-19
[電話番号] 03-3251-2328
[営業時間] 11時〜20時
[休日]日・月・祝
[交通] 地下鉄丸ノ内線淡路町駅A3出口より徒歩約3分
うさぎやCAFE@上野
餡× チーズの意外な共演 甘じょっぱい味がクセになる
どら焼きの名店「うさぎや」が手掛けるカフェの独創的メニュー。
日系ブラジル人が現地で羊羹にチーズを合わせていたことからヒントを得て作られたのだとか。
まろやかな塩気が餡の甘さをひきたて、やみつきになる甘じょっぱさ。しょっぱさ×甘さのバランスに挑戦した、大胆な創作汁粉だ。
[住所] 東京都台東区上野1-17-5
[電話番号] 03-6240-1561
[営業時間] 9時〜18時
[休日]水
[交通] JR山手線御徒町駅南口から徒歩約5分
甘味 あづま@高円寺
飾り気の無いどっしりあんこはどこか懐かしい味
広めの椀にたっぷりと盛られた餡は、粒感がしっかり。さらに大きめのお餅が入る。
甘味というより食事といってもよいボリュームだが、餡とお餅はお店で手作りゆえ、こっくりとした甘さのわりに余計なエグみが一切ない。
飾り気はないが素朴な味わいで、安心感のある昔ながらのお汁粉だ。
[住所] 東京都杉並区高円寺北3-2-14
[電話番号] 03-3339-0583
[営業時間] 11時半~20時半
[休日]月
[交通] JR中央線高円寺駅北口から徒歩約5分
ちょっとややこしいけど覚えておきたい!お汁粉&ぜんざいのメニュー名
「お汁粉」と「ぜんざい」ってどう違うの?
関東と関西で異なるため、まずは、関東の場合から。
餡の汁気が多く、飲むようなタイプのものを「お汁粉」、餡の汁気がほとんど無いものを「ぜんざい」と呼んでいる。
お汁粉はさらに「御膳汁粉(=こし餡)」と「田舎汁粉(=つぶ餡)」タイプに分けられる。
一方、関西では、「お汁粉」も「ぜんざい」もどちらも“汁気ありき”で、「お汁粉」といえば「こし餡」、「ぜんざい」といえば「つぶ餡」を指す。
関東の甘味屋では、混乱防止のため、餡が“つぶ”か“こし”なのか、メニューに併記していることも多い。
「お汁粉」や「ぜんざい」のメニューにはどんなバリエーションがある?
これまでご紹介したお店にもあるように、「白玉汁粉」「栗入り汁粉(ぜんざい)」などが多くのお店でみられる。
「白玉汁粉」は「餅」の代わりに白玉団子が入ったもの。白玉汁粉はつぶ餡かこし餡か?……は店による。う~んややこしい。
撮影/貝塚隆 取材/MARIE
※店のデータは、2017年1月号発売時点の情報です。
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