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魚の生姜焼き、最初はサバではなかった!

メニューは「厚切り豚の生姜焼き」、豚ロースと豚ほほ肉を使った「豚の生姜焼き」から、珍しい「鶏の生姜焼き」まで、白めしゴコロをくすぐる、生姜焼きパラダイス!

「厚切り豚の生姜焼き定食」(990円)。時間をかけて低温調理した豚を焼き上げる
「厚切り豚の生姜焼き定食」(990円)。時間をかけて低温調理した豚を焼き上げる
「鶏の生姜焼き定食」(770円)。しっとり焼き上げた鶏肉とショウガのコンビも人気
「豚の生姜焼き&鶏唐揚げ定食」(870円)。はらぺこ男子キラーすぎる(涙)

そして、めくるめく肉々しい世界の中で渾然と輝く「鯖の生姜焼き」

肉、肉、肉の中で異彩を放つ「鯖の生姜焼き定食」

なぜサバか、といえば、日本初の生姜焼き専門店が掲げたコンセプトは「肉も魚も生姜焼き」だったからだ。

「1ヵ月に1回、ではなく、週に何度かお越しいただけたらと思って。そのためには肉だけではなく、お魚もあったほうがいいのでは、と考えました」と神崎さんが説明する。

そこで選ばれたのは! 神崎さんから意外な発言。

「サケでした」

当初はサバではなく、「サケの生姜焼き」だったのだ。

「でも」と神崎さんが続ける。「あまりオーダーがなかったんです」。サケの生姜焼きは、美味しいにもかかわらずお客さんの反応がイマイチだったのだ。何か変わりになるものはないかと、さまざまな魚で、試行錯誤を重ねた。

「生姜焼きの味が濃いので、白身魚が合うかなと思って試しました。美味しいんですけど、なんだかたんぱくすぎてパンチがないというか……」。

そこで浮上したのが、われらがサバ

「バツグンの美味しさでした!」と笑顔で語る神崎さん。

やっぱり! 

「どの魚もそれなりに美味しくなりましたが、食べ比べるとサバがダントツ。肉に負けない力強さがあって、圧倒的な美味しさでした」(神崎さん)。

かくして、味付けに工夫を重ねて「鯖の生姜焼き」を完成させた。提供をスタートしたところ、リピーター続出。噂を聞きつけたサバファンも訪れる人気メニューになった。

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美味しさの決め手は高知県の黄金ショウガ...
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この記事のライター

池田 陽子
池田 陽子

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