もはやグルメの殿堂!? 年々レベルアップするサービスエリアの絶品メニューには人気店のここでしか食べられない逸品も!!
遠方までのドライブで、食事や休憩に欠かせない高速道路のサービスエリア/パーキングエリア(SA/PA)。本稿では東日本最大級のSA、東北自動車道「パサール蓮田」より編集部選りすぐりのベスト3メニューを一挙ご紹介!
名店・利休がSAに!「牛たん極(きわみ)定食」
牛たんの本場、仙台。その味を楽しめるのが「牛たん炭焼利久」です。
そこで、最上級となるメニューが「牛たん極(きわみ)定食」(3枚6切 2904円)。何が違うかといえば、厚み! その厚みは、普通の「牛たん定食」の2倍ほどにもなります。
焼きたての分厚い牛タンは、弾力を保ちながら、軽々とかみ切れる柔らかさを併せ持ちます。また、下味がついているのも仙台の牛たんの特徴。肉のうまみと下味のバランスも見事なもの。分厚いだけ、食べ応えも2倍、美味しさも2倍です。
セットになるのは仙台牛たんの定番となる「麦飯」「テールスープ」に、「日替わり小鉢」「和菓子」。大きなお肉がゴロゴロと入ったテールスープも絶品。なんともぜいたくな気分に浸れるメニューでした。
人気ラーメン店のSA限定メニュー! 「深谷ネギチャーシュー 平打らーめん」
煮干醤油のスープで有名な東京のラーメン店による、蓮田SA(上り)限定のメニュー。
埼玉自慢の「深谷ネギ」とピリ辛チャーシューをたっぷりとトッピングし、国産小麦粉を使った平打ち麺を採用。平打ち麺をスタンダードのラーメンに使うのは、数ある「せたが屋」の中でも、ここ蓮田SA(上り)のお店だけとか。
そんな限定ラーメンをいただけば、強烈なスープにびっくり。厳選したアジやイワシの煮干のほか全10種類の食材を、ふんだんに使ったスープですから香りと旨味が強烈です。
これに、シャキシャキの深谷ネギとピリ辛チャーシュー、さらにモチモチの平打ち麺という、これまた強い個性がからみます。スープ、具材、麺のすべてが強烈という、なんとも個性的な一杯となりました。
話題の韓国料理もSAで本格派!「冷麺&プルコギキンパセット」
蓮田SA(上り)の「韓美膳(ハンビジェ)」で人気なのが「冷麺&プルコギキンパセット」です。これは、韓国風海苔巻きである「キンパ」を使ったセット。
「プルコギキンパ」は、韓国版牛すき焼きのプルコギを具材としており、甘いお肉とたっぷり野菜が使われているのが特徴です。
そのお味は、さっぱりしつつもお肉が濃厚という不思議なもの。冷麺も野菜たっぷりで、やっぱりさっぱり味。一方、熱々のチヂミはゲソの風味が食欲をそそります。
キンパと冷麺、チヂミと美味しさは三者三様。野菜をたっぷり使うのでヘルシーで低カロリーというのも大きな魅力。美味しくて、しかもヘルシーという、なんと欲張りなグルメでしょう!
希少ご当地食材を味わう!「金華さばの塩焼き定食」
蓮田SA(上り)フードコートにある「ひのでや食堂」のいち押しメニューが「金華さばの塩焼き定食」(880円)です。「金華さば」は、宮城県石巻市の沖にある金華山という島の周囲で漁獲された大型のサバのこと。石巻、そして東北が自慢する食材です。
さっそくと、「金華さば」にお箸を向ければ、焼き立てですから、皮はパリパリ、身はホロホロ。たっぷり乗った脂は、しつこくなく、それでいて上品な甘みがあります。うっすらとした下味が、旨味を際立たせます。
さすがのブランド品の美味しさ。これに、ほんのちょっぴりのお醤油、そして大根おろしと一緒にいただけば、さらに美味しさアップ。素のご飯との相性も抜群。リピーターが多いというのも納得です。
東日本最大級のSA「パサール蓮田」
東北自動車道の上り線で最後のSAとなるのが蓮田SA(上り)です。
NEXCO東日本エリアとしては最大級の規模。高速道路の中の商業施設として「パサール」の名前が与えられ、「パサール蓮田(上り)」とも呼ばれています。20を超える専門店の多くは飲食店で、和洋中とバラエティ豊かな顔ぶれが揃っています。
※本稿の内容は2022年4月取材時点の情報です。
撮影・取材/鈴木ケンイチ