購入した“戦利品”6缶レビュー
では、今回僕が購入したビールをご紹介。お店では随時ビールのラインナップが変わるため、販売していないものもあるので、ご了承を。
【リパブリュー「69IPA」】
ようやく飲めた、静岡県沼津市のブルワリーによる缶ビール。こちらは定番のIPA。69というのは、IBA(苦味の基準)の数値。一般的な日本のビールで20前後なので、数値は高め。
しかしながら、最初に柑橘系の複雑な香りがガツンとくるので、数値ほど苦みが気にならずむしろ程よいくらい。アルコール度数7%を感じない飲みやすさだ。やっぱり、リパブリューのビール好きだなぁ。
【ディレイラブリューワークス「アイズオブザタイガー」】
大阪市西成区のブルワリーの一本。フルーツウィートエールというスタイル。ウィートエールというのは、小麦を使った上面発酵のエールスタイルで、こちらはフルーツベース。
パイナップル、マンゴーのトロピカルな香りが飛び込み、口当たりはとろり。かなり独特だが、これもまたクラフトビール。嫌いじゃない。ホップの苦みが少ないので、ビールが苦手でも飲めそう。
【ナンバーナインブルワリー「ハンマーヘッドエール」】
実はこちら、横浜ハンマーヘッドの1階、セブン-イレブンの横で作られているブルワリーのビールである。アルコール度数4%ということもあり、軽い飲み口。のど越しもよく、大手メーカーのビールは好きだけどクラフトビールは……という人に飲んでいただきたい“入門編”的な一本。
ニュージーランド産ホップの華やかな香りと麦芽の程よい味わいで飲みやすく、暑い日に風に吹かれながら飲むと最高!
【Be Easy Brewing「東北6ホップHAZY IPA」】
青森県弘前市のクラフトビール工房による一本は、東北6県にちなんで6つのホップを使用したヘイジーIPA。
柑橘系の香りが華やかで、ジューシーな味わい。飲んだあとスッと引いていく中で、柔らかな苦みが感じられた。缶に記載したペアリングにはグリーンカレーがあったが、ココナッツ系と合うのだろうか。
【PINTHOUSE「インペリアルゼリーフィッシュヘイジーダブルIPA」】
どうしても国内のクラフトビールを買いがちなので、海外モノも買わねばと物色した際、缶に書かれた「野村」を見てジャケ買い。アメリカ・テキサス州のブルワリーの一本だ。
スタイルは「ヘイジーインペリアルIPA」。多量のホップならではのジューシーさとトロピカルな味わいは、ザ・ヘイジー。それにモモのような風味もある。トロピカルさゆえアルコール度数9.5%であることを忘れて、キュッと飲んでしまった。
【ジャッキーオーズ「フークックスフォーユー」】
店内に掲示されていた「ビール人気ランキング」で1位を獲得していた商品。ブルワリーはアメリカ・オハイオ州「ジャッキーオーズ」。スタイルは「ダブルドライホップヘイジーペールエール」というもので、ここまでくると説明が大変なので割愛!
グレープフルーツの酸味と、オーツ麦の柔らかいのど越しで、濁りがかった見た目以上にスッキリと飲めた。
【おまけ】つた金「焼き海苔」
ちなみに、ビールだけでなく横浜土産として、出川哲朗さんの実家である海苔店「つた金」の焼き海苔も購入した。
コンビニで何千円も使うアトラクション感
セブン-イレブンであれだけの数のビールを眺めながら買えるのは本当に楽しかった。横浜に行く際はまた伺いたい。ビール好きならば楽しめる夢の空間であることは間違いない。
「コンビニで会計が何万円になるほど買い物をすることは、あまりないと思います。それってひとつのアトラクションじゃないかなと思っています。お客さんもそれを楽しんでいて、『セブン-イレブンで10000円も使っちゃった』と、レシートをSNSにアップされる方もいるそうです。
また、購入したビールをテラスで飲むことを『ハンマー飲み』と呼ばれていて、こちらもSNSで投稿いただいてるみたいで、うれしい限りです」
「ハンマー飲み」も楽しければ、セブン-イレブンの横には、前述のナンバーナインブルワリーのビールを生で楽しめるレストラン『QUAYS pacific grill(キーズパシフィックグリル)』もある。クラフトジンの扱いもあるので、ビールを買う前後に立ち寄るのも一興だ。
■セブン-イレブン 横浜ハンマーヘッド店
[住所]神奈川県横浜市中区新港2-14-1
[営業時間]24時間
[休み]無休
[交通]みなとみらい線馬車道駅から徒歩10分、みなとみらい駅から徒歩12分
取材・文/編集部えびす