「乾めん」にヒントが…
答えは、(3)の「麺の太さの違い」です。
うどん、ひやむぎ、そうめんには、いずれも「生めん」と「乾めん」の2つのタイプがあります。うどんではいずれのタイプもよく見られますが、そうめんとひやむぎの場合はほとんどが乾めんです。
食品の表示ルールである「食品表示基準」(違反への罰則規定あり)では、生めんについては実はこの3つの名称を区別する規定はありません。それどころか、「生めん類の表示に関する公正競争規約」では、いずれも「うどん」と分類されています。
一方、乾めんの場合、食品表示基準では、麺の太さの違いにより、以下のように名称を使い分けることができます。
・「干しめん」は以下のように表示することができる。
長径1.7mm以上→干しうどん/うどん
長径1.3mm以上1.7mm未満→干しひやむぎ/ひやむぎ/細うどん
長径1.3mm未満→干しそうめん/そうめん
・「手延べ干しめん」は以下のように表示することができる。
長径1.7mm以上→手延べうどん
長径1.7mm未満→手延べひやむぎ/手延べそうめん
したがって、食品表示基準では、うどん、ひやむぎ、そうめんを分けるものは、単純に「麺の太さ」ということになります。