パリパリDNAを内定式で組み込まれた中村さん
●森永製菓社員がモナカのパリパリにこだわる秘密がついに明らかに!
私自身が森永製菓へ入社したときに一番感動体験として残っていることは内定式の時に内定者全員に工場から直送された“チョコモナカジャンボ”を品出し前のダンボールから直接手渡されて食べたことです。あの時のパリパリ食感が忘れられずにいます。ぜひ、体験してみてください!
■シズリーナ荒井メモ/ジャンボのあの部分だけを特別に試食したら感動MAX
今回特別に、チョコモナカジャンボとバニラモナカジャンボのモナカの皮だけを試食させていただきました。見た目の色合いは違いますが、工場で取り違い防止するためにモナカの色をあえて変えているそうです。しかし、食べ比べたら風味の違いがありました。チョコモナカジャンボのモナカの皮は小麦粉を使用されており、バニラモナカジャンボのモナカの皮にはアーモンドパウダーが練りこまれ、口にした時に洋菓子のような香ばしさや甘みを感じられました。
モナカの裏面をじっくり見ることがなかったので衝撃的な事実がここにも! 実は、モナカの裏面の形状にもこだわりを発見!
●モナカのパリパリファースト主義の失敗から学ぶ超進化とは
実は、我々のモナカの食感であるパリパリファーストが仇となってしまい、モナカが割れやすいという課題に直面しました。ある意味、モナカが割れてしまうということはモナカがパリパリであるがゆえのことであり、鮮度マーケティングとして問題はありません。
しかしながら、消費者の手元に届き食べていただく時のモナカの形状にもこだわりたいと思い、モナカが割れにくいようにモナカの裏面の曲線構造に変化を加えて改良を重ねてさらにモナカファーストになっています。
●まとめ
工場直送便のできたてチョコモナカジャンボを食べた感動体験を消費者にも届けたいという気持ちが社内での共通認識としてパリパリファースト(=鮮度)につながっていることが今回の取材で知ることができました。
パリパリファーストからモナカファーストと日々進化を続けるチョコモナカジャンボは今年で生誕50周年。ロングセラー商品になるにはブランドを守るだけではなく、守りながら攻める姿勢がチョコモナカジャンボファンのハートを鷲掴みしているに違いありません。
文・写真/シズリーナ荒井
シズリーナ荒井
初めてアイスを食べたのは“1歳1ヵ月”(証拠映像資料有り)。人生で52,000個以上ものアイスを食べた記録を保持するアイスマニアであり、日本一アイスを愛するスーパーアイスマン。
どうしたらより美味しくアイスクリームを食べられるかを真剣に考え、氷菓子(アイス、ソフトクリーム、ジェラート、かき氷)の研究を開始。氷菓子は原材料が同じでありながら製品温度が異なることで感じ取れる味が違うことを発見!
食べ方をデザインする“イートデザイナー”として市販アイスのアレンジレシピや企業同士の商品コラボを手がけており、“かけ合わせグルメ”「雪見カレーヌードル」の考案者として、SNSで話題に!
年間4,000種類以上のアイスクリームをテイスティング。アイス現場のすべてを知りつくすアイスジャーナリストとして活躍中!2021年6月には著書『コンビニ&スーパーのアイスが極上スイーツに! 魔法のアイスレシピ』(KADOKAWA)を出版。